人の金で美術館に行きたい+読

美術館に行った話とか猫の話とかします。美術館に呼んでほしい。あと濫読の記録。




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写真

境界線 3/6 そして、あなたの視点

gallery.shiseido.com 資生堂ギャラリーに行ったら事前予約なしでも入れるようになってたし、パンフレットも復活していた。ありがたやありがたや。いや、マジで銀座で1時間弱時間調整ってお金かかるからね… というわけで展示。今回はグループ展です。公式サ…

眠りは目覚めへの期待 眠り展 国立近代美術館 12/23

国立近代美術館に行ってきた。なぜならルドンがいるから! www.momat.go.jp というわけで眠り展。「眠り」をテーマにした展示ですが、すごくおもしろかった。まず会場のデザインがかっこいいし、「眠り」自体を多角的にとらえていてよかった。 序章 目を閉じ…

石岡瑛子 グラフィックデザインはサバイブできるか 12/12

最近あちこちで石岡瑛子展をやっている。アヴァンギャルドなデザイナーさんらしい。アヴァンギャルドかー。僕あんまり好きじゃないよなー行ってみて好みじゃなかったら悲しいよなーと思ったので、最初は無料展示のGGGへ。 www.dnpfcp.jp パルコの広告がメイ…

紹介だけ ベゾアール(結石) 10/20

銀座最後に、メゾンエルメス。 www.hermes.com こちらも予約不要、無料。 --- シャルロット・デュマ「潮」(映像)キッタ 裕子「潮」(布) 野生の馬と人間とのかかわりを追ったインスタレーションだそうです。とても気持ちの良い空間で、流れる風と海の色の布…

完全に理解した オラファー・エリアソン ときに川は橋となる8/2

やっと晴れたので、現代美術館に行ってきました。 www.mot-art-museum.jp ここ来るの、初めてです。現代より近代のほうが好きだからなぁ、基本は。でもすごく気持ちのいい建物だったし、他に2つやってた展示も面白そうだからまた行きたい。あと、周辺の清澄…

鏡の国 永遠のソール・ライター 2/9

2017年に文化村でやったソール・ライター展の第二弾です。大人気だったものねぇ、前回。 www.bunkamura.co.jp 2017年の様子はこちら minnagi.hatenablog.com ハマスハイのすぐ後に見たんだけど、なんか雰囲気似てるよね。都会の中の孤独、傍観者としての世界…

高級感 シャネル ヤコポ・バボーニ・スキリンジ展 1/25

銀座中央通りの二丁目交差点は、ルイ・ヴィトンとブルガリとカルティエとシャネルが向かい合っている。シャネルとカルティエの間、マロニエ通りを有楽町側に進むと、シャネルビルの脇に小さな入り口が見える。それがシャネル・ネクサスホールの入り口だ。 い…

窓の何を表すの 窓展:窓をめぐるアートと建築の旅 11/2

久々の近代美術館。 www.momat.go.jp 企画展のテーマは「窓」ですが、そこまで厳密なものでもないようです。窓を表現した作品、窓を思わせる作品、窓から想起した作品、主題ではないけれど窓が一応含まれる作品。そういうのだけでなく、「窓じゃないけど窓っ…

行為とその道具 Surface and Custom 10/20

銀座資生堂パーラーは今改装工事のため休館中なのだけれど、地価の資生堂ギャラリーは営業中だよ。現存する日本最古のギャラリーなんだってさ。 www.shiseidogroup.jp --- ジェイ・チュン&キュウ・タケキ・マエダ「Moulting」 1923年から1959年までの資生堂…

写真中心 日芸とバウハウス100年 10/14

ちょっと江古田に用があった。 そんで、江古田まで来たんだからのぞいてく?と日本大学芸術学部へ。 www.bauhaus.ac 金属張りのスタイリッシュな建物だけど、下からは見えない屋根の部分に目玉みたいな日芸マークが付いてるらしい なんか…なんか20世紀少年み…

哲学と美術 ロイス・ワインバーガー 見える自然、見えない自然 8/17

ワタリウム美術館って名前気になるじゃないですか。なんか変な名前ーってフックになるじゃないですか。 でもなんかあんまり宣伝してないんですよね。私がなんでここ知ってるかっていうと、周辺に用があるときに地図を見て何この美術館?って気になるからって…

ウェイの巣窟 mirror ball 8/17

新宿で飯でも食うべなとイケイケスポットのサナギに来てみたのだけれど、時間帯のせいかご飯売ってなかった。悲しい。タピオカドリンクで腹を膨らませたくはない。 ichigaya.keizai.biz 店の一角に写真展示がされていましたよ、と。普通にその壁の前にお客さ…

シャレ乙の極み クリスト&ガンテンバイン

関東に生まれ関東に育ち、東京在住のべ10年はいってるだろう私にも、いまだに都内で訪れたことのない場所はいくつもある。そのひとつ、代官山についに行ってきた。 代官山の感想としては、あんまし何にもないなって思った。みっちりしてない、余白が目立つ街…

アップルパイください 富士屋ホテルの営繕さん 1/19

去年の秋、箱根旅行に行きました。 そんで、わざわざ寄り道して富士屋ホテルに行ったんですよ。そしたらね、現在絶賛改装閉店中だったんですよ……パン屋さんだけやってたけどテイクアウトのみだった。悲しい。お土産は買えたけど、あの派手な店も見たかった。…

猫は猫であるだけでよい にゃんこ展8 1/12

たまには純粋に人付き合いをする。学友に会いに原宿に行ったのだが、その後街をふらふらしていたらデザインフェスタギャラリーなるものに行きあたった。 designfestagallery-diary.blogspot.com ファッションには興味がないのでクソ混んでる原宿-表参道には…

美意識の形成 10/27

資生堂ギャラリーに行ってた。 www.shiseidogroup.jp 行ってたけど書かなかったのはそんなに気に入らなかったのと、もらったパンフを読む暇が無かったからだ。読み終わったので簡単に書く。 今回は貸しギャラリーとして誰かの作品を展示するのではなく、資生…

写真展も見たよ。 10/8

富士フイルムスクエアの写真展はあんま好みじゃなかった。 山岳写真と鉄道写真は研究され尽くしてベストアングルが確立してるから、誰が撮っても同じになりがち。 個性を出しつつ綺麗に撮るのは難しいなと。 セパタクロー写真展もあってなんじゃこりゃ!って…

最低限度のサイズ 資生堂 art egg 8/19

資生堂ギャラリー、3人展の最後。 相変わらずちょっと変わった匂いのするスペースに入ると、中に巨大な箱がある。結構綺麗。 宇多村英恵「 Holiday at war 戦争と休日(2016)」 相当でかい。帯状にマンションの広告みたいな写真が貼られ、裏から灯台のように…

太宰ファン必見? フジフイルムスクエア 林 忠彦

順番前後するけど、フジフイルムスクエアの続き fujifilmsquare.jp 撮影禁止なのでパンフより 林 忠彦「太宰 治 酒場ルパンで、銀座」 この、有名な太宰治の写真のオリジナルが見れる。右側に坂口安吾の背中が映っていた。なんかいい写真だなぁと思うし、他…

紹介だけ フジフィルムスクエア 5/7

フジフィルムスクエアに行ってきたよ。 吉永陽一さんの鉄道写真。主にドローンで空撮しているとのこと。 fujifilmsquare.jp あちこちで色々な路線や駅を撮影している。タイトルは無くて、ただ撮影スポットだけが記されたパンフレットをもらう。 これは江ノ電…

所変われば Moving Plants 2/6

銀座エリアに行ったらここにも行くだろう。資生堂ギャラリー。 開催中の展覧会 | SHISEIDO GALLERY | 資生堂グループ企業情報サイト なんか評判良かったから気になってた。 ここは普段は撮影可能なことが多いのですが、今回は一部を除き撮影不可。でも入り口…

急な坂道駆け上がったら 絶唱、横須賀ストーリー

横浜美術館には写真展示室があって、いつもここでいろんなタイプの展示をしている。 今回は横須賀の写真。 1976-77年といえばそれこそ山口百恵の「横須賀ストーリー」の頃。横浜、横須賀がオシャレスポットだった時代。私は生まれてないよ。 次の予定の時間…

シュールってなんですか 横浜美術館、「シュルレアリスムの美術と写真」

横浜美術館の収蔵品展に行ってきた。 横浜美術館コレクション展 2017年12月9日(土)-2018年3月4日(日)「全部みせます!シュールな作品 シュルレアリスムの美術と写真」 | 開催中の展覧会・予告 | 展覧会 | 横浜美術館 ここは収蔵品展は写真撮影可能…

技術で消えるもの アンセル・アダムス

六本木に行ったら富士フイルムスクエアは外せない。 FUJIFILM SQUARE 開館10周年記念写真展 二十世紀の巨匠 美と崇高の風景写真家 アンセル・アダムス | 写真展・ フジフイルム スクエア(FUJIFILM SQUARE) って、もう終わってるけど。 この日はたまたま入…

お写真撮りに渋谷まで セルゲイ・ポルーニン写真展

さて、カメラを手に入れて早速撮影でもしたいものだわ!と近くのドトールで充電したのはいいんだけれど。最初はどこかの常設展でも撮影しようと思っていたのだけれど、ビッカメのおじさんに初期設定してもらったりしてたら結構な時間になってしまい、どこか…

建築写真のフォーマット 「光と空間」建築の美

六本木に行ったら必ず寄るところがあります。美術スキーはみんな寄るんじゃないかな、富士フィルムスクエア。ここはいつ来てもなんか新しいことやってるし、無料だし、写真撮影可能なことが多いし、とても良いですよ。というわけでまずは、"日本建築写真家協…

常に若き見知らぬ者たち ソール・ライター

ソール・ライター展を渋谷文化村で見てきた。 www.bunkamura.co.jp ソール・ライターはアメリカ生まれの写真家。ユダヤ教の導師ラビの息子で、自身もラビになるために神学校に通わされていたというから、独立して写真家になるのは大変な苦労をしたことと思う…

コアを探せ マックス・エルンストの謎

昨日一番好きな画家はオディロン・ルドンだと言った。もう超大好き。岐阜県美術館が東京に移転すればいいのにと思うくらい好き。では今一番気になる画家は誰かと言われたら、実はルドンじゃなくてエルンストである。 マックス・エルンスト、本名マクシミリア…

芸術の再現性について考える トーマス・ルフ

仕事から帰る時、通勤路にいつもカーテンを開けている家がある。夜なので中がよく見える。部屋の壁に、トーマス・フルのポストカードが飾られている。ポートレイト、下のサムネに出てくる奴だ。それを見るたびに私はルフの写真をカードにすることに何の意味…