人の金で美術館に行きたい+読

美術館に行った話とか猫の話とかします。美術館に呼んでほしい。あと濫読の記録。




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読書

せめて形だけでも 図録

神戸ファッション美術館、一回だけ行ったことがあります。なんかやたらアクセス悪いところで、一駅間違えて降りたら次の電車が全然来なくて呆然とした思いでがある。そんな神戸ファッション美術館で、アフタヌーンティの展示をやっているらしい。 www.fashio…

【ネタバレ感想】あなたに似た人1

書籍データ タイトル:あなたに似た人1 作者:ロアルド・ダール 訳者: 田口 俊樹 お勧め度:★★★★ 収録タイトル 味 おとなしい凶器 南から来た男 兵士 わが愛しき妻、可愛い人よ プールでひと泳ぎ ギャロッピング・フォックスリー 皮膚 毒 願い 首 味 私が招…

【ネタバレ感想】ごろつきはいつも食卓を襲う

書籍データ タイトル:ゴロツキはいつも食卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50 作者:福田里香 お勧め度:× 今日の猫 独自のフード理論に基づき、フィクションのあるあるネタを集めたエッセイフード三原則は以下となる。 善人は、フードを美味しそ…

【ネタバレ感想】西洋画人列伝

書籍データ タイトル: 中ザワ ヒデキ 作者:西洋画人列伝 お勧め度:★★★★ 今日の猫 ルネッサンスから二十世紀美術までの有名画家の伝記を、自伝形式でまとめる 面白かった。しかし、変な本だった。列伝、というからには著名芸術家の紹介本なのだが、それが…

【ネタバレ感想】現代美術史テキスト

書籍データ タイトル:現代美術史テキスト 作者:中ザワヒデキ お勧め度:★★★★★★ 今日の猫 印象派からポップアートまで、官製サロンが終焉してからの美術史を有名絵画の模写を多数参照して紹介する。 すっごくおもしろかった。府中市美術館の売店でたまたま…

【ネタバレ感想】アメリカ短編ベスト10

書籍データ タイトル:アメリカ短編ベスト10 作者:エドガー・アラン・ポー 他 訳者: 平石 貴樹 お勧め度:★★ 収録タイトル エドガー・アラン・ポー「ヴァルデマー氏の病状の真相」 ハーマン・メルヴィル「バートルビー」 セアラ・オーン・ジュエット「ウィ…

【ネタバレ感想】幻影の書

書籍データ タイトル:幻影の書 作者:ポール オースター 訳者: 柴田 元幸 お勧め度:★★★★★ 今日の猫 妻と子を飛行機事故で失った大学教授は、絶望の底にいた。強い鬱状態の中、たまたまTVで見たとある無声喜劇映画に魂の救いを感じる。その映画の主演男…

【ネタバレ感想】鍵のかかった部屋

書籍データ タイトル:鍵のかかった部屋 作者:ポール・オースター 訳者: 柴田 元幸 お勧め度:★★★★★ 今日の猫は黒くてよくわからない 作家、とは名ばかりで新聞や雑誌に頼まれ記事を小器用に上げることで生計を立てている男。そんな彼のところにあるは不意…

【ネタバレ感想】ダンプリングの歴史

書籍データ タイトル:ダンプリングの歴史 (「食」の図書館) 作者:バーバラ・ギャラニ 訳者:池本 尚美 お勧め度:★ 今日の猫 ダンプリング(穀物の粉を練ってゆで、または蒸したもの)の歴史と各地の広がりを解説した本。 ja.wikipedia.org タイトル詐欺。…

【ネタバレ感想】タコの心身問題

書籍データ タイトル:タコの心身問題 作者:ピーター・ゴドフリー=スミス 訳者: 夏目大 お勧め度:★★★★★★ 今日の猫はブレブレ 科学哲学者である作者が蛸のコロニーを観察することで人間と頭足類という全く異なる進化の段階をたどった二つの生物がともに持…

【ネタバレ感想】美味礼讃

書籍データ タイトル:美味礼讃作者:ブリア=サヴァラン訳者: 玉村 豊男 お勧め度:★★★ 今日の猫 稀代の美食家、ブリア=サヴァラン氏による美食の歴史およびその生理学。 面白かったけど、訳者がちょっとなあって。原作とはだいぶ変えて訳したらしい。話の…

【ネタバレ感想】戦場のコックたち

書籍データ タイトル:戦場のコックたち 作者:深緑 野分 お勧め度:★★★★★ 今日の猫 アメリカの片田舎で、雑貨屋兼惣菜屋を営む家に生まれたティム青年。第二次世界大戦に従軍した彼はコック兵のエディに誘われ、自分もコック兵として隊員の食事を調理する部…

【ネタバレ感想】20世紀イギリス短編選

書籍データ タイトル:20世紀イギリス短編選 上下 作者:キップリング・他 訳者:小野寺 健 お勧め度:★★★★ 今日の猫 上 船路の果て / ラドヤード・キップリング [著] 故郷への手紙 / アーノルド・ベネット [著] ルイーズ / サマセット・モーム [著] 岩 / E…

【ネタバレ感想】クラインの壺

書籍データ タイトル:クラインの壺 作者:岡嶋 二人 お勧め度:★★★★★★ 今日の猫 踏みなさんな ある日青年はゲーム会社から、かつて自分が書いて別の会社に応募したシナリオを使ってゲームを作成したいとの連絡を受ける。かなり長い間待たされた結果、出来上…

【ネタバレ感想】レモン畑の吸血鬼

書籍データ タイトル:レモン畑の吸血鬼 作者:カレン・ラッセル 訳者: 松田 青子 お勧め度:★★★★ 今日の猫 収録タイトル 収録タイトル レモン畑の吸血鬼 お国のための糸繰り 一九七九年、カモメ軍団、ストロング・ビーチを襲う 証明 任期終わりの廏 ダグバ…

【ネタバレ感想】八月の暑さのなかで

書籍データ タイトル:八月の暑さのなかで 作者:ロード・ダイセイニ他 訳者: 金原瑞人 お勧め度:★★★ 収録タイトル エドガー・アラン・ポー原作/金原瑞人翻案「こまっちゃった」 W・F・ハーヴィー「八月の暑さのなかで」 サキ「開け放たれた窓」 リチャー…

【ネタバレ感想】夜中に犬に起こった奇妙な事件

書籍データ タイトル:夜中に犬に起こった奇妙な事件 作者:マーク・ハッドン 訳者: 小尾 芙佐 お勧め度:★★★★ 今日の猫はすべてがピンボケ 生きづらさを抱える少年(明示はされないがおそらく高機能自閉症)は数学の天才だが人とのコミュニケーションが難し…

【ネタバレ感想】書きたがる脳 言語と創造性の科学

書籍データ タイトル:書きたがる脳 言語と創造性の科学 作者: アリス・W・フラハティ 訳者: 吉田 利子 お勧め度:★ 今日の猫 うつ病の後にハイパーグラフィアを発症し、薬物治療の作用でライターズ・ブロックを経験した脳科学者の著者が、自身の経験をも…

【ネタバレ感想】特別料理

書籍データ タイトル:特別料理 作者:スタンリイ・エリン 訳者: 田中 融二 お勧め度:★★★★★ 収録タイトル 特別料理 お先棒かつぎ クリスマス・イヴの凶事 アプルビー氏の乱れなき世界 好敵手 君にそっくり 壁をへだてた目撃者 パーティの夜 専用列車 決断…

【ネタバレ感想】二壜の調味料

書籍データ タイトル:二壜の調味料 作者:ロード ダンセイニ 訳者: 小林 晋 お勧め度:★★★★ 今日の猫 二壜の調味料 スラッガー巡査の射殺 スコットランド・ヤードの敵 第二戦線 二人の暗殺者 クリークブルートの変装 賭博場のカモ 手がかり 一度でたくさん…

【ネタバレ感想】黒い家

書籍データ タイトル:黒い家 作者:貴志 祐介 お勧め度:★★★★ 京都の保険会社に勤める男。ある日職場に「自殺でも保険金はおりるのか」と女性から問い合わせの電話がかかってくる。咄嗟に彼女が自殺しようとしているのではないかと自分の兄が自殺したことや…

【ネタバレ感想】きつねのライネケ

書籍データ タイトル:きつねのライネケ 作者:ヨハン・ヴォルフガング・フォン ゲーテ 訳者: 上田 真而子 お勧め度:★★★★ 今日の猫 これで気になったから読んで見た minnagi.hatenablog.com ライオンの王が統べる平和な王国の中で、狐のライネケはみんなの…

【ネタバレ感想】クリムゾンの迷宮

書籍データ タイトル:クリムゾンの迷宮 作者:貴志 祐介 お勧め度:★★★ 今日の猫 仕事をクビになり妻にも見放された男はある日気づくと紅い岩の壁が迷路のように張り巡らされた渓谷にいた。前日まで雪の降る東京にいたはずが、真夏の太陽が照りつける異様な…

【ネタバレ感想】銀の仮面

書籍データ タイトル:銀の仮面 作者:ヒュー・ウォルポール 訳者: 倉坂鬼一郎 お勧め度:★★★★★ 収録タイトル 収録タイトル 銀の仮面 敵 死の恐怖 中国の馬 ルビー色のグラス トーランド家の長老 みずうみ 海辺の不気味な出来事 虎 雪 ちいさな幽霊 全体感…

【ネタばれ感想】無慈悲な昼食

書籍データ タイトル:無慈悲な昼食 作者:エベリオ・ロセーロ 訳者:八重樫 克彦 お勧め度:★★★ 今日の猫 教会で働くせむしの青年は、神父と聖具室係に酷使されている。貧民救済のために地域十人を招いて毎日行われている慈悲の昼食は特につらい仕事で、準…

【ネタばれ感想】怪奇小説傑作集 1 英米編

書籍データ タイトル:怪奇小説傑作集 1 英米編 作者:A.ブラックウッド他 訳者:平井呈一 お勧め度:★★ 収録タイトル ブルワー・リットン 「幽霊屋敷」 ヘンリー・ジェイムス「エドマンド・オーム卿」 M・R・ジェイムズ「ポインター氏の日録」 W・W・ジェイ…

【ネタばれ感想】ねじの回転

書籍データ タイトル:ねじの回転 作者:ヘンリー・ジェイムズ 訳者: 小川高義 お勧め度:★★★ 今日の猫 家にあるホラー小説短編集を読み始めたら、序文に「過去にこんな名作が」みたいな感じで紹介されていたので読みかけの本をほっぽり出して読んでしまっ…

【ネタばれ感想】葉桜の季節に君を想うということ

書籍データ タイトル:葉桜の季節に君を想うということ 作者:歌野 晶午 お勧め度:★★★★★ 今日の猫 こないだ借りたモース警部シリーズがつまんなかったよ!と注文をつけつつ京都人から借りた本。この本はすごく面白かったです。 タイトルがみやびだよね。タ…

【ネタばれ感想】キドリントンから消えた娘

書籍データ タイトル:キドリントンから消えた娘 作者:コリン・デクスター 訳者: 大庭忠男 お勧め度:★ 2年前、キドリントンの街から失踪した少女。彼女の行方を捜査し続けていた警察官が事故死する。遺族にも心当たりのない街に向かっていた彼は、事件に…

【感想文】ご冗談でしょう、ファインマンさん

書籍データ タイトル:ご冗談でしょう、ファインマンさん/困ります、ファインマンさん 作者:R.P.ファインマン(ラルフ・レイトン) 訳者: 大貫晶子 お勧め度:★★★★★ 理系、特に物理化学系にはおなじみのファインマンさんである。理系野郎が「ご冗談でしょ…