人の金で美術館に行きたい+読

美術館に行った話とか猫の話とかします。美術館に呼んでほしい。あと濫読の記録。




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銀座駅リニューアル 10/20

地下鉄の銀座駅がすごくきれいになって、ギャラリースペースができていたよという話だけ。f:id:minnagi:20201021105220j:image
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ウサギの月球儀。すごくかわいい。これ好き。


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最近話題になってるやつ。遠目から見るとギラギラしてるだけだけど、近くから見ると相当きれいだしふんだんな予算を感じる。


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これは直接見ないとよさが伝わりづらいなって思った。

 

おしまい。

紹介だけ ベゾアール(結石) 10/20

銀座最後に、メゾンエルメス

www.hermes.com

こちらも予約不要、無料。

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シャルロット・デュマ「潮」(映像)
キッタ 裕子「潮」(布)

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野生の馬と人間とのかかわりを追ったインスタレーションだそうです。とても気持ちの良い空間で、流れる風と海の色の布が美しい。
けど作品自体はあんまグっと来なかったなぁ。

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これ、馬の結石だって。やばいね。こんなのできたら死ぬね。

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写真とか、馬具とか、馬にかかわるものの展示でした。
あまり好みではなかったので紹介程度で。
ここはよくわからないことのほうが多いだろうか…あまり合わないのかもな。

静かな郷愁の世界 ポーラ ミュージアム アネックス展2020 -透過と抵抗- 10/20

ポーラミュージアムアネックスも無料ですが予約制。平日なら当日予約も可能ですが、1時間前には申し込まないといけないことだけ注意。なんかさぁ、ハシゴしにくくなったよねぇ。

www.po-holdings.co.jp

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青木美歌 作品名不明

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この人の作品を初めて見たのはここ、ポーラミュージアムアネックスだったな。何度か見ているけど好きな人です。
今回は作品名がうまくメモ撮れなかった。申し訳ない。
残念ながらポスターに使われている作品やサイトに載っている作品は置いてありません。ひどい。
でも彼女らしい不思議な世界は変わらず感じることができます。

青木美歌 作品名不明

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これが好き。コンペイトウでできた星座。
細菌たちのコミュニケーション。
他者を拒む棘に身を守るものでもお互いに寄り添うことのできる距離。
透明なものでも不思議とできる影。
見ると心がギュッとなる世界。

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中村愛子「空_ciel」

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ステンドグラスと絵画を展示している人。ちょっとメロドラマ感強いかなー。
美しい邸宅の在りし日の姿。きれいです。

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林恵理「A Kind of Φ #1~12」


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ガラスに描かれた円と線のシリーズ。多分Φじゃなくてスラッシュ入りのゼロだと思うんだけど再現できないのでΦ表記に。

したのとか丸井だよねって思ったけどたぶん関係ない。
たくさんの丸と線が花火になったり鱗模様になったり、伝統模様から新しい何かまで姿を変えるさまが面白かった。なぜかノスタルジーを感じる世界。

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あまり広くない会場に三人展なのでちょっとそれぞれの世界は物足りないなぁと思う。でも世界観が近いので違和感なく広がっていてそれがよかった。

ユーモラスさに騙されるな GGGいきることばつむぐいのち 10/20

資生堂ギャラリーとポーラミュージアムアネックスの間にあるのはGGGなので当然寄る。

www.dnpfcp.jp

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永井一正は日本のグラフィックデザイナー。TEPCOやMUFGのロゴを作った人だそうだ。すげー、大物じゃん。

ja.wikipedia.org

今回は彼の出した本、「いきることば つむぐいのち」からの展示のようだ。

入った途端これだもん、スゲーよ。f:id:minnagi:20201021105030j:image

暗い森の中、本に使われたであろう言葉と、異形の生き物たちがこちらを窺っている。
ポスターのヤギ?を見て絵本の展示かな★とか能天気なことを考えながら行くとその迫力に圧倒される。こちらとは交わらない世界の夜の狂気。f:id:minnagi:20201021105422j:image
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このウサギの絵が好きです。
ウサギなのか何なのか、よくわからないところも含めて。
あれ、てかこれ耳を上、花を左にしたウサギの横顔だと思ってたけど、もしかして右が頭頂部の何かの正面顔を半分に切ったもの?そうっぽいな、だとしたら下にある謎の円はこの生き物の左目だ。左目だけなんであるのとかすごい落ち着かなくて怖いけれど、それがまた目が離せないような魅力がある。
子供は泣きそう。

 

GGGタイポグラフィとかの表示のほうが多いけれど、たまにこういうものすごい圧倒的なビジュアルで殴ってくるからマジ油断ならないなと思う。
特に予約もなく行けるから、ふらっと言って打ちのめされるといい。
地下で見れる動画も迫力やばいよ。

自由の世界 第14回 shiseido art egg 10/20

上野を出て銀座に移動。まずは資生堂ギャラリー。無料だけど予約がいる。平日なら当日予約で最近枠撮れるよ。

入った瞬間、墨のにおいがすごい。これは作品のにおいだろうか。それともそういう香料を噴霧しているのだろうか。

gallery.shiseido.com

入ると巨大な絵がギャラリーの壁を埋め尽くしている。
袋を被った少年?の物語のようだ。

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西大志「青い夜の続き」

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これが一番好きです。金属フェンス越しに見える風景。嵐のよる、荒野、頭を紙袋で隠した少年。強い風。圧倒的な自由を感じる。

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西大志「夜の焚火」

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この絵も好き。夜の森の中で、お面をした少年が何かを焼き捨てる。かつての宝物か、過去への決別か。

二個となりに、少年がキャンプファイヤーのやぐらを組んでいる絵もある。同じ世界の話かは分からないけれど、どうしても物語の連続を想像してしまう。
異形頭の少年。もしくは何か特殊な力を持つ少年。人目につかない森の中の施設に監禁されて過ごしている、危険だとみなされている少年。大人たちは彼を押し込めようとするけれども強くなる力の前にかなうわけもなく、ある日の夜中彼は施設を脱走する。自由を満喫し、過去を消し、これから彼は一人で生きてゆく。
そういう世界を覗き見ている気持ち。

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西大志「いつの時代も」

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奥のほうにはガラクタ置き場のような、作業中のアトリエのような部屋が作られている。その中で少年はすべてを支配している。
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作りかけの少年の像。そのテーブルの上には複数のマスク、覆面たち。まるでどれを被ろうか今考えているかのように。
こうしてみると異形頭を隠すためではなく、頭そのものがないことを隠すために彼は覆面をしているのかなぁって思える。

作品の裏にある世界がものすごく広いようで、好きです。

猫まみれ 藝大の猫展2020 10/20

藝大美術館を見終わってやれやれと外に出て。
この日は19時に夕飯を外で食べる待ち合わせをしていたので時間が相当あって次何しようかなと思ったら、学内で猫展をやっているというのでふらふらと。

artplaza.geidai.ac.jp

アートプラザというのは購買?違うな、学外のお客さん向けに学校のグッズや生徒や卒業生の芸術家の作品を安価で販売しているところです。お土産コーナーといったところ。

写真撮影も可能だし、気に入った作品を買うこともできます。
とはいえいくら安価とはいっても一点物の芸術品だからそれなりのお値段は当然するよ。

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白井雪音「Look at me」

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かかかわいいいいいにゃあああんん!!!!
陶器の猫ちゃんだと思うんですがよく見ると新聞紙が中に使われているのが透けて見えます。
タイトルが「私を見て」だし、新聞読むの邪魔してるのかなぁ。猫って新聞紙の上に載って浸透圧で記事読むっていうしね。かわいいうえに賢い猫ちゃんですね。

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大竹麟花「狙う白い猫」「狙う黒い猫」

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上に紐がついているので蝋燭でしょうか?もしそうだったとしてもとても火をつける気にはなれない可愛さ(&お値段)だけどね。
腰を高く上げておもちゃを狙う姿がユーモラスに表現されています。実にかわいい。

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青沼優介「Blanket  portrait」

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こちらは猫関係ない作品。
六本木ヒルズで見たことある人だな。たんぽぽの綿毛を立てた作品を作っている人です。

コラム | geidai art plaza | 藝大アートプラザ
どうでもいいけどこの綿毛、自分で立ててるのね。死にそう。

SNS時代の自撮り」だそうです。この後ろに立って撮影することで、いい感じに顔が隠れるのだと。ちょっとやってみたかったけど一人で来ていたから撮影できず。覗き込んでる知らん人を撮るわけにもいかんしね~

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田村幸帆「Round」
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ぎゃーん!かわいい!!!って思ったら売約済みだった。大体そう。いい作品はみんな売約済み。
日本画の技法ですがゆる~いかわいらしさがあります。最高。いいなぁ。でもうちに飾るのはでかくて高いからどうせ買わないか。でもいいなぁ。そう思っていたらですね。f:id:minnagi:20201021104029j:image

なぜか今うちにこれがあります。
大きいの「Can I eat?」
小さいの「boring」

丸いの 添田亜希子「ニャンモナイト」ガラス製

長辺10cmもない小さな絵。なぜか犬の絵。そしてガラス猫。なんで2つあるかといいますとね、どっちかだけ買ったら後であっちもよかったなと後悔するのがわかりきっていたからです。
どっちもかわいいんだもん。黒犬も好きだし。
そしてニャンモナイトはこれを掌で包みたいなぁという欲求に勝てなかった。

別に美術品に限らずに、買い物は値段でするものじゃないんですよね。
いいけど高いなぁと思うときはそれほどいいと本当は思ってないし、めっちゃ安いなと値段だけで買ったものは後から持て余して後悔することが多い。
今月のお小遣い飛んだけど、見るとやっぱりどちらも捨てがたいから全部にしてよかったなぁと思います。
いい。

今年も藝「大」 藝大コレクション展2020 10/20

東京藝術大学のコレクション展に行ってきた。

www.geidai.ac.jp

 入場料は安いし、入ると冊子ももらえる。お得。

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とはいえ、「藝大コレクション展」自体は毎年やってるんですよね。今までに何回か行ったことがあります。ていうか去年も行った。そして「お得」って去年も言った。

でもしたら率直、去年とあんま変わんないんじゃないの~~??
だってそんな一年やそこらでコレクション内容が大幅に変わるわけないじゃん?
目玉作品がそんなにいっぱいあるわけないじゃん???

って正直行く前思ってたんだけど。

結構違ったよ。
今年は何というか、今までとアプローチが違った。学校の歴史というか、教え方の歴史みたいな感じだった。
とはいえコロナで規模は小さかったな。

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パル(ジャン・ド・パレオローグ)「黄金の光、これぞ照明!」

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教材として使用されていたのか、パリ万博を視察した教授が入手したというポスター。アール・ヌーヴォーの美しいポスターです。大胆な構図で、少ない色数でまとまっていて、でも繊細な表現。アール・ヌーヴォーというにはドラマティックな感じもする。 

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広瀬勝平「磯」

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パンフではつぶれて写ってないけれど、岩に当たる光がピンクで表現されていてとても良かった。印象派印象派しているわけではないけれど、表現方法としてはいいところ取りというか。
厳しい岩と穏やかな海、そして明るい色彩がとても良い作品。

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曽山幸彦「杵を持つ男」

f:id:minnagi:20201021110103j:imageこちらは素描。写真と見まごうばかりだけど、素描。すげえ。地面の影を見ると絵だなってわかるけれど、人物部分だと全く分からないよ。
一瞬の動き、ユーモラスな姿勢(と当時の人が思ってたかはわからない。普通の服とポーズって感じかもだよね)に対してゴリゴリの筋肉の力強さ。
足の筋を描きたかったんですよね、わかります。

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自画像たち

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展示は左右の部屋に分かれていて、一室目が学校教育の歴史、二室目が自画像コレクションだった。
学生たちが卒業制作の一環として作る自画像を、1898年からずっと集めているのだそうだ。時代や、絵画、風俗の流行が見れて面白い試みだと思う。

藝大の自画像はここで何度か見たが、性格が表れて面白い。
きっちり仕上げてくる人、自分の画風に合わせてくる人、照れてるのかごまかしてしまう人、あえて変わったアプローチをしてくる人。

この時代の画家は知らない人も多いので、好みの自画像を描いている人を追いかければ好きな絵が見れるのでは?と思っていくつか名前をメモして後で画像検索してみたんだけど、意外とそうでもなかった。
まあそりゃそうか。大学卒業なんて画業の入り口に立つか立たないかのころの作風をずっと続けるわけもないね。

「おやこの人はハンサムですねぇ」と思ったのが柳宗理だったのが一番びっくりした。あと藤田嗣治がけっこう好みの自画像なんだけどこの人のパリ行ってからの絵は率直好きじゃないので残念~~ってなった。

金山平三は自画像も気に入ったしその後の作風も好きです。

面白いよな、自画像。