人の金で美術館に行きたい+読

美術館に行った話とか猫の話とかします。美術館に呼んでほしい。あと濫読の記録。




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2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

行為とその道具 Surface and Custom 10/20

銀座資生堂パーラーは今改装工事のため休館中なのだけれど、地価の資生堂ギャラリーは営業中だよ。現存する日本最古のギャラリーなんだってさ。 www.shiseidogroup.jp --- ジェイ・チュン&キュウ・タケキ・マエダ「Moulting」 1923年から1959年までの資生堂…

あっさりなのでおまけをつけました マルク・シャガール―夢を綴る 10/20

銀座でタダでシャガールが見れると聞いて。 www.po-holdings.co.jp ポーラミュージアムアネックスは、銀座の端っこ、1丁目にある小さなギャラリーです。いつもは現代アートの作品を展示しているのだけれど、10周年記念とのことで箱根の美術館から持ってきた…

【ネタバレ感想】幻影の書

書籍データ タイトル:幻影の書 作者:ポール オースター 訳者: 柴田 元幸 お勧め度:★★★★★ 今日の猫 妻と子を飛行機事故で失った大学教授は、絶望の底にいた。強い鬱状態の中、たまたまTVで見たとある無声喜劇映画に魂の救いを感じる。その映画の主演男…

【ネタバレ感想】鍵のかかった部屋

書籍データ タイトル:鍵のかかった部屋 作者:ポール・オースター 訳者: 柴田 元幸 お勧め度:★★★★★ 今日の猫は黒くてよくわからない 作家、とは名ばかりで新聞や雑誌に頼まれ記事を小器用に上げることで生計を立てている男。そんな彼のところにあるは不意…

数で勝負はつかれます お帰り「美しき明治」 10/17

調布市美術館に行ってきた。 www.city.fuchu.tokyo.jp 今回の展示のコンセプトは、「美術史であまり顧みられていない明治期の日本人洋画に着目」というところです。日本に洋画が入ってきたころから、外国人教師の作品やその弟子たちの作品、1878~96年の洋画…

写真中心 日芸とバウハウス100年 10/14

ちょっと江古田に用があった。 そんで、江古田まで来たんだからのぞいてく?と日本大学芸術学部へ。 www.bauhaus.ac 金属張りのスタイリッシュな建物だけど、下からは見えない屋根の部分に目玉みたいな日芸マークが付いてるらしい なんか…なんか20世紀少年み…

ゴッホ爆誕 ゴッホ展 10/11

たまたま午後から体が空いたので、ゴッホ展の初日に行ってみた。だってゴッホだし、上野の森だし、会期後半になったら絶対混むだろうなぁって。 go-go-gogh.jp ゴッホについては、知らない人はいないでしょう。世界の有名画家TOP5には入りそう。今回の展示は…

【ネタバレ感想】ダンプリングの歴史

書籍データ タイトル:ダンプリングの歴史 (「食」の図書館) 作者:バーバラ・ギャラニ 訳者:池本 尚美 お勧め度:★ 今日の猫 ダンプリング(穀物の粉を練ってゆで、または蒸したもの)の歴史と各地の広がりを解説した本。 ja.wikipedia.org タイトル詐欺。…

【ネタバレ感想】タコの心身問題

書籍データ タイトル:タコの心身問題 作者:ピーター・ゴドフリー=スミス 訳者: 夏目大 お勧め度:★★★★★★ 今日の猫はブレブレ 科学哲学者である作者が蛸のコロニーを観察することで人間と頭足類という全く異なる進化の段階をたどった二つの生物がともに持…

【ネタバレ感想】美味礼讃

書籍データ タイトル:美味礼讃作者:ブリア=サヴァラン訳者: 玉村 豊男 お勧め度:★★★ 今日の猫 稀代の美食家、ブリア=サヴァラン氏による美食の歴史およびその生理学。 面白かったけど、訳者がちょっとなあって。原作とはだいぶ変えて訳したらしい。話の…

【ネタバレ感想】戦場のコックたち

書籍データ タイトル:戦場のコックたち 作者:深緑 野分 お勧め度:★★★★★ 今日の猫 アメリカの片田舎で、雑貨屋兼惣菜屋を営む家に生まれたティム青年。第二次世界大戦に従軍した彼はコック兵のエディに誘われ、自分もコック兵として隊員の食事を調理する部…

豪華名作シリーズ コートールド展 9/22

割と開始直後にコートールド美術館展に行ったのだけど、仕事が繁忙期で書く暇が取れずにこんなにたってしまった。 www.tobikan.jp フランス系イギリス人、サミュエル・コートールドのコレクションからなる美術館が現在改装中ということで、日本に来ています…