人の金で美術館に行きたい+読

美術館に行った話とか猫の話とかします。美術館に呼んでほしい。あと濫読の記録。




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通りすがりの ストリートミュージアム 5/7

六本木から帰る途中、なんか展示やってた

www.tokyo-midtown.com

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館内ポスター

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このエノキみたいのないな?って思ったけど、もしかしてムートンみたいなやつと同じものなのかな。

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松本 千里「息吹の園」

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最近この人のあちこちにで見る気がする。布を伸縮性の後で細かく縫い、引き絞って形作るもの。どこまでが計算でどこからが偶然による形なのだろうか。

切れちゃってるけど、1枚目の写真生き物みたいでわりと良い。

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山根 英治「景色と大きさ」

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布に太い糸を貼り付けて?描いた人物像と植物の組み合わせ。わかりにくいけど、植物いくつか立ち上がってる。なんか面白いなと思った。

会期中に手を加えるそうだから、もう少し絵が変わってるかもね。

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他にもいくつかあったけど、「ああ、現代アートってこういう感じだよね」以上の感想はないので省略。

 

現代アートって作品そのものの美しさや面白さではなく、素材や制作過程、理屈と言った付属ストーリーとか鑑賞者に委ねる部分に比重置きがちだよね。でもそれだったらアート作品そのものに意味があんまないんじゃない?って思うから好きじゃない。

太宰ファン必見? フジフイルムスクエア 林 忠彦

順番前後するけど、フジフイルムスクエアの続き

fujifilmsquare.jp

撮影禁止なのでパンフより

林 忠彦「太宰 治 酒場ルパンで、銀座」

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この、有名な太宰治の写真のオリジナルが見れる。右側に坂口安吾の背中が映っていた。
なんかいい写真だなぁと思うし、他を撮影していたら駆け出しの太宰に「俺も撮れ」と言われて最後に一枚撮った写真、というエピソードも太宰らしくていい。

 

林 忠彦「日本劇場の屋上 銀座」

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すきま時間に肌を焼く女優だろうか。女優というほどでもない踊り子だろうか。
有楽町マリオンがあった場所だというけれど、どこを写したものだか今となってはわからない。

 

時代写真というのは芸術というほど作り込まれていないものが多く、ノスタルジー以上のものを感じることはあまりない。
そもそも写真自体、それほど好きなわけでもない。
この人もまだ粗削りで、記録写真的なところが強いと思う。
でも何かギュインと迫ってくる力強さが少しある。

 

お金持ちコレクション ビュールレ・コレクション 5/7

最終日に駆け込みで、ビュールレ・コレクションを見てきた。

こちら、公式サイト。

www.buehrle2018.jp

だけど正直こっちを見たほうがいい。
全64作品紹介ってどういうことやねん!主催者にしても豪華すぎるだろう!!

www.tokyo-np.co.jp

今回の展示はビュールレさんというドイツ人が個人的に集めた、印象派をメインとしたコレクションです。
ただ印象派を集めただけでなく、芸術的文脈を踏まえて前後の時代を集めていることや名だたる巨匠たちの、それも最高傑作と呼ばれるものも含めて集めていることで、非常に価値の高いコレクションになっています。
て言うか見たらすごい。

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1枚だけ撮影可能。

クロード・モネ「睡蓮の池、緑の反映」f:id:minnagi:20180511114112j:image

モネの絶頂期が過ぎ、印象派から抽象画へと時代が移り変わって忘れ去られようとしていた時期。
今ではモネといえば当然巨匠ですし、画業の初期は苦労していましたが一時は大人気画家であったはずです。
それでも印象派が時代の最先端で無くなり、新しくフォービズムや抽象画と言ったより刺激的なジャンルが目立ち始めるにつれ、印象派は時代遅れという見方をされてしまうわけで。
何でもそうですよね。映画でも服でも、10年くらい前のものが一番やぼったくてダサイ扱い。もっと古くなってくると、レトロで良いとされてその中から傑作を拾い上げて再評価されたりする。
そんなわけでこの睡蓮は描き上げたものの大きくて受け入れ先が見つかりづらかったという背景があるようです。そこをビュールレさんがゲットしたと。
水面に浮かぶ睡蓮と、水に映り込む柳の葉と。同じ密度で描かれながらはっきりと面が交わっていて、浮かび上がるようなその効果がとても面白い絵だと思います。

 

ところで、今回はポストカードいいのがあったので何枚も買いました。
でも家帰って気づいたら、全部「部分」って書いてあるんだよね。

というわけでこちらがポストカード、「睡蓮の池、緑の反映」部分f:id:minnagi:20180511114124j:image

色みの違いは、私がポストカードとって補正ミスっただけだから無視してください。(彩度が下がるとより水面が浮かび上がるようで面白いなと思う)
ぱっと見ではどこが欠けてるのかよくわからないんだけれど、よーく見ると右下の部分が欠けています。
中央右端の花が、本物は2つだけれどポストカードでは1つだし、右下の花の下の葉まではポストカードに収まっていない。

余白が無いデザインのポストカードだから、規格サイズの紙に押し込めたら画版サイズとは合わないんだね。
気になるほどではないともいえるけど、素直に余白を入れて欲しいな。

 

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ウジェーヌ・ドラクロワ「モロッコのスルタン」(部分)

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東京新聞:全64作品紹介 至上の印象派展(32) ウジェーヌ・ドラクロワ「モロッコのスルタン」:至上の印象派展 ビュールレ・コレクション:イベント情報(TOKYO Web)

ドラクロワは国の外交プロジェクトお抱えの画家として、実際にモロッコに行ってスルタンに謁見したそうです。その時の思い出を基に30年後に描かれた絵がこちら。
堂々と、シンプルながら威厳に満ちた王が鮮やかに描かれています。
この絵を見たら国立西洋美術館常設展のルノワールを思い出す。

ピエール=オーギュスト・ルノワール | アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム) | 収蔵作品 | 国立西洋美術館

20年くらい差のある絵だけど、エキゾチシズムだね。

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ピエール・オーギュスト・ルノワール「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)」(部分)

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東京新聞:「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)」 ピエール=オーギュスト・ルノワール:至上の印象派展 ビュールレ・コレクション:イベント情報(TOKYO Web)

趣味に走らず、丁寧に描いている頃のルノワール
かわいいよね。かわいい。すごく有名な絵だから、あれこれ解説することはないです。ただかわいい。あと、髪のリボンが魚っぽい。

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アンリ・ド・トゥールーズロートレック「コンフェッティ」(部分)f:id:minnagi:20180511113018j:image

東京新聞:全64作品紹介 至上の印象派展(10) アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック「コンフェッティ」:至上の印象派展 ビュールレ・コレクション:イベント情報(TOKYO Web)

コンフェッティというのはパーティ用の紙吹雪のこと。この製品が出る前までは、紙吹雪は紙ではなく石膏片を用いられていたそうです。軽くて安全なこの紙吹雪は大人気になったのだとか。
ポスターの下絵であるこの作品、赤毛のいかにもロートレックといった女性が描かれています。うきうきする楽しい絵です。

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エドゥアール・マネ「燕」(部分)f:id:minnagi:20180511113029j:image

東京新聞:全64作品紹介 至上の印象派展(58) エドゥアール・マネ「燕」:至上の印象派展 ビュールレ・コレクション:イベント情報(TOKYO Web)

マネ何作かあった。草上の昼食やオランピアというような割ときっちり描いた絵の方がイメージあるけど、こんな感じでざっくり描かれたものが多かったのは印象派趣味のコレクターのせいかな。
タイトルである「燕」は黒一色で小さく、背景に溶け込んでその姿もざっくりとしかとらえられていない。左奥の草の色、深みがとてもいいと思う。初夏の候外の気持ちの良い空気を思い起こされる絵。

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アントーニオ・カナール(カナレット)「サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂、ヴェネツア」f:id:minnagi:20180511113050j:image

東京新聞:全64作品紹介 至上の印象派展(29) アントーニオ・カナール(カナレット)「サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂、ヴェネツィア」:至上の印象派展 ビュールレ・コレクション:イベント情報(TOKYO Web)

これは印象派じゃないけど。
プレ印象派、ポスト印象派という作品もいくつかありました。
印象、日の出や大聖堂といった風景画が多かった初期印象派の流れへの前章としての風景画といった位置付のようです。
強い日差しの中どこまでも細かく正確に、キッチリパッキリ描かれた絵。こういう強いコントラストのハイパーリアルとも言うべき絵が結構好きです。

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ポール・セザンヌ「赤いチョッキの少年」(部分)f:id:minnagi:20180511113100j:image

東京新聞:「赤いチョッキの少年」 ポール・セザンヌ:至上の印象派展 ビュールレ・コレクション:イベント情報(TOKYO Web)

腕が長すぎることがやたら強調されていた絵。「対象の正確な再現より構図の美しさを優先」と解説されてたけど、ポストカードになったら構図変わってんじゃん!カットするから!!

デッサンなんて多少狂っていてもいいんですよ。画風に合っているかどうかですよ。こういう作風なら勢いの方が大事なんですよ。何でもかんでもデッサンデッサン言うやつは、正確な再現以外に絵画をみる尺度をもたないやつなんですよ。

実際の絵を見ると、とても瑞々しい絵なのに驚きます。これも有名だから教科書とかで見たことはあるのだけれど、こんなにフレッシュな輝きがある絵だとは思っていなかった。好き。

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エドガー・ドガ「控え室の踊り子たち」f:id:minnagi:20180511113112j:image

ドガいっぱいあった。

とくにスゲー!っておもったのはこれ

東京新聞:全64作品紹介 至上の印象派展(17) エドガー・ドガ「14歳の小さな踊り子」:至上の印象派展 ビュールレ・コレクション:イベント情報(TOKYO Web)

教科書で見たよこれ。
最初の展示にはこれのワックス原型が提出され、本物のドレスや人毛を付けて展示されたそうです。結構アヴァンギャルドだな。

この絵画は幕間の一瞬をざっととらえたものでそれほどいい絵というわけではないけれど、オレンジ色が夕焼けのようでいい色。

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カードなかったやつでいいと思ったのは

東京新聞:全64作品紹介 至上の印象派展(26) ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル「アングル夫人の肖像」:至上の印象派展 ビュールレ・コレクション:イベント情報(TOKYO Web)

アングルの絵。アングルといえば美しさをひたすら追求した古典的なもの。筆の跡を消し、徹底的に精緻に細密に、しかし性格差よりも理想を追求し、人間的というよりは彫刻のような冷たい美しさが特徴。
そのアングルが、こんな人間的な穏やかな絵を描くだなんて。

愛なのかしら、やっぱり。

 

 

 

紹介だけ フジフィルムスクエア 5/7

フジフィルムスクエアに行ってきたよ。

 

吉永陽一さんの鉄道写真。主にドローンで空撮しているとのこと。

fujifilmsquare.jp

あちこちで色々な路線や駅を撮影している。タイトルは無くて、ただ撮影スポットだけが記されたパンフレットをもらう。

これは江ノ電の鎌倉。

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確かによく見れば映っている写真は江ノ電だけれど。
地元に近いので何度か通ったことがある場所のはずですが、支店が違うとわからないものですね。

 

こちらは工事中の渋谷駅。

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渋谷でドローンって許可いるのかな。
この辺は今線路掛け替え工事や再開発で大変な騒ぎです。写っている黄色い電車、銀座線をGWに2日止めて作業したりね。
いっぱいとっておいたら面白いんだろうなぁ。

 

撮影された人が在廊していたのですが、ナチュラルに女装していたのでナチュラルにスルーしました。作品に関係ないし。

 

ちょっと内容薄くてさみしいので、もう一個。

fujifilmsquare.jp

松島寛さんのキューバの写真

タイトルはあるようなないような、写真下に簡単な説明がついています。

建物とぬれた路面のコントラストがきれい。

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日差しが強くてパキッとしてるし、南国は建物の色がいいね。

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というわけで簡単に紹介でおしまい。

特に語ることはない。

お宝続々 国立西洋美術館 4/21

国立西洋美術館の常設展コーナーは相当広くて、企画展の後ゆっくり見るのは時間的に厳しい時もあるのだけれど。

しばらく見てないと展示替えがあったり新規収蔵作品があったりと面白いです。

つわけで、今回は新規収蔵と書かれていたものをいくつか。

 

スケッジャ(ジョヴァンニ・ディ・セル・ジョワンニ・グイーディ)「スザンナ伝」

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左から右へと時間が流れていく絵。日本画にもよくある手法ですね。

美しい人妻スザンナは2人の長老に不倫を求められ、断ると姦淫の罪を犯したと偽証されてしまいます。しかし彼女の起点であっさり偽証が露呈し、長老達は死刑になる、というストーリー。旧約聖書です。

中世風の衣装と細密な描写が華やかで美しいです。

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テオドール・シャセリオー「アクタイオンに驚くディアナ」

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こちらはギリシャ神話。月の女神、処女神ディアナの水浴を狩りの途中にうっかり覗いてしまったアクタイオンは、鹿に姿を変えられて自分の猟犬に食い殺されてしまいます。

このストーリーすごい理不尽感あって、ギリシャ神話っぽくていい。色々異説もあるけど、わざとじゃないってとこが。

絵画的には裸体を描く口実に使われてるところがある。暗く不穏な森の中で見せるその背中は確かに美しい。

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ベルト・モリゾ「黒いドレスの女性(観劇の前)」

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女性画家ベルト・モリゾが自分の持っている服をモデルに着せて描いたもの。さらっと描いた荒い筆致、びっくりしたような決して美人ではないが堂々とした顔。当代風でいい。

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レオン・ボナ「ド・ラ・パヌーズ子爵婦人の肖像」

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優しそうなおばあちゃんの肖像画。特に語ることはないです。アクセサリーが精緻。

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エドガー・ドガ「舞台袖の3人の踊り子」

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実にドガらしいドガの油彩。

パステル画の時と同様に走る筆、未完成に思えるほど荒いけれど正確で存在感のある絵。不思議な色使い。普通こんな風に背景塗らないよなぁ。好きです。

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ラファエル・コラン「楽」

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ラファエル・コラン「詩」

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楽、と日本語タイトルにあるけど英語ではmusicとあります。音楽の楽ね。詩はpoetryだって。

とても大きい絵です。高さが2mくらいある。

泉の傍で音楽に耳をすます女性が、野で詩を口ずさむ女性が、ぼんやりと霞みがかったハッチングで描かれている。夢の中のような世界。ぼんやりと見ていたらこちらが溶け出してしまいそう。

 

というわけで4/21の話がやっと終わった。なんか職場がストレスフルだったり変に用事が詰まってたりで全然読み書きをする気力がない。なんとかしないと。

結局は人間関係 マーグ画廊と20世紀の画家たち 4/21

国立西洋美術館の常設展の中には小さな展示スペースがあって、企画展と常設展の間のミニ展示をやっている。所蔵品で構成されたこの展示はもちろん撮影可能だ。

マーグ画廊と20世紀の画家たち展を見た。

www.nmwa.go.jp

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マーグ画廊って何なのよ、てのはぶれてて申し訳ないけれどこちらの解説で。

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19世紀末~20世紀のフランスって言うのはポスターや雑誌といった印刷物であふれていた。

minnagi.hatenablog.com

そしてその印刷って言うのはほとんどがリトグラフで、画家とリトグラフの刷り職人というのは密接な関係を持っていた。画家が、刷り職人を指定することもあったそうだ。

そういった人間関係や画家とのつながり、人脈があった上で開かれた画廊なんだね。

 

今回展示される画家との関係もこのように解説されている。

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ジョアン・ミロ「表紙(デリエール・ル・ミロワール誌)」

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ポスターに使用されていた絵だね。
ミロらしい円、なぞの生き物、そして赤。抽象絵画の中でミロは結構好きな部類です。

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ジョアン・ミロ「鏡面の横断」

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筆のあとがそのまま残っているような絵画は珍しいかな。ドリッピングとか、ダリっぽいね。ダリの真似って言うんじゃなくて、この時代流行っていたのかな?

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マルク・シャガール「ベルシー河岸」

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シャガールは初期の油絵とかふんわりしたのは好きなんだけど、後期のやつはちょっと怖い。圧がやばい。赤いヤギとかさぁ、怖いよね。
この絵は比較的おとなしい方だけどやっぱりぐりぐり塗りこめられた色がぐいぐい来る。
この夜の青が好き。

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アンリ・マティス「表紙(デリエール・ル・ミロワール誌)」

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すっきりしたマティス。これで完成!って言えるのなかなか勇気ある。
最小限の要素で完結させるって難しいし、自信がないとゴテゴテ描き続けてしまうと思う。

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ワシリー・カンディンスキー「小さな世界」

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カンディンスキーいっぱいあったけど、全部同じタイトルw
一番好きな小さな世界がこれ。ちっちゃくて、キッチュで、元気いっぱいな感じ。

 

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ピエール・ボナール「ラ・ルヴュ・ブランシュ誌のためのポスター」

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後ろにめちゃ印刷物が並んでるのが、この時代って感じ。ドレスすごくいいよね。

右側にあるコウモリ傘?みたいのなんだろう。

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ゲール・ヴァン・ヴァルテ「表紙(デリエール・ル・ミロワール誌)」

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これ好きです。太いクレヨンでギュギュって描いた見たいな絵。何の絵だかわかんないけど、好き。船かな?ヤギっぽくもあるな。

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ジョルジュ・ブラックコンポジション)コップのある静物)」

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ジョルジュ・ブラック展楽しみですね。
ピカソと一緒にキュビズムをはじめたのに、なぜかイマイチ知名度のない人。
静物画ということになっているけれど、電柱の立ち並ぶ夜の街みたいに見えて好き。

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ジョルジュ・ブラック「葉、色、光」

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ちょっと映りこみ激しいけれど、カラー作品珍しいねってくらいで紹介。手ぬぐい見たいな柄。

 

 小品ばかりではあるけれど、普段新館の最後のほうにおいてあるミロの絵画がこっちに飾られていてかわいい。画家と元刷り職人である画廊主との関係が見えるのも、時代を思い起こさせていいなぁと思った。

 

でも結局、仕事を成功させるのは人間関係、コミュ力なんだなぁ、せちがらいなぁ、と思ったコミュ障なのです。