虫は嫌い。 遠藤 薫展 9/8
「近年亡くなった誰かのおばあちゃんの刺繍画/ミレー『落穂拾い』」
タイトルが……タイトルが重い……
これだけ写真を失敗したので、カタログ写真です。
パット見何なのかもわからないほどすり切れた刺繍画。ゴブラン織りにも見える。
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「戦前のども着物」「Handkerchief」「Uesu」他
パット見た時の印象なんだけど、昇天する子供を皆で崇め祈っているように見える。
宗教染みたものを感じる。手前の布たちが両脇で吊られているから、こう手を挙げているように見える。
アジアの各地方で実際に使われていた布の上に、蚕を這わせたものだそうです。
だからよく見ると、繭がある。実はわたくし、虫大嫌いであります…制作風景想像すると相当きつい。
この黄色いのとか、ぎゃああってなる。
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「染色の道具」
いろいろと集められた染色道具たち。何気にまた蚕の繭があってうぎゃってなる。
こないだちょうど人間が蚕に変身させられる物語を読んだばかりなんですよね…虫苦手。
1個目の作品もそうですけど、なんかこういうそれっぽいものを集めて展示しただけって現代アートに多いですよね。
率直に言ってあんま好きじゃないなぁと思う。
どうしてもやるなら、それこそデュシャンの泉みたいに全く新しい文法を示してほしい。でないと「ただ置いただけ」だし、なんなら「これあなたの作品じゃなくて他の人の作品ですよね」ってなる。
好みに合わなかった。
この本は面白いからおすすめ。