人の金で美術館に行きたい

美術館に行った話とか猫の話とかします。美術館に呼んでほしい。

にほんブログ村
にほんブログ村 美術ブログ 美術鑑賞・評論へ
Push
にほんブログ村 猫ブログ MIX黒猫へ
Push

わんわんお  10/8

六本木駅に帰ろうとして見たやつ。準備中っぽかった。

わぁ!ツイッターで見たやつだ!f:id:minnagi:20181012135439j:image

タンポポの綿毛を積み上げて建築のようにしたもの。狂気感じる。
f:id:minnagi:20181012135442j:image

触りたいけど触ったら壊れるだろな。

f:id:minnagi:20181018150407j:image

---

よく玄関に置いてある、座ってる犬の陶器の置物を、無理やり立たせたもの。てゆーかあの置物なんなんだろうね?

f:id:minnagi:20181012135503j:image

後ろ足とか見ると無理やり感がよくわかる。バカだね。嫌いじゃない。
f:id:minnagi:20181012135421j:image

おもしろいなー。

デュシャンの最後はP マルセル・デュシャンと日本美術 10/14

芸術の秋ですね。秋じゃなくても遊ぶけどね。 デュシャンを見に行ってきたよ。

マルセル・デュシャンと日本美術 | 東京国立博物館・フィラデルフィア美術館交流企画特別展

美術館じゃなくて博物館なの、なんでだろうね。
一部作品(マン・レイの写真と動画)以外撮影可能です。

 マルセル・デュシャンは20世紀初頭のフランス生まれでアメリカに帰化した芸術家だ。絵も描くけど、画家というより総合芸術家、「現代芸術家」だと思う。
ダダイズムレディメイドそしてインスタレーションと言った彼の作品は、たとえ100年前に製作されたとはいえ完璧に「現代アート」の要件を満たしている。

---

 

自転車の車輪(1913/1964)

f:id:minnagi:20181015140609j:image

入ってすぐがこれ。デュシャンの写真が実にいい感じ。

「これ、絶対タイヤ回すべきなんですよ。回してこその作品だと思うんですよ。そもそも既存芸術の概念を打ち破ったデュシャンの展示で、『作品には手を触れないでください』みたいな既存概念にとらわれていちゃいけないと思うんですよ。

でも私が回したらつまみだされるから、誰か回してくれないかなぁ」
っていったら京都人に「落ち着こうか」って言われた。
回したい。

---

ブランヴィルの庭と礼拝堂(1902)

f:id:minnagi:20181015134517j:image

15歳くらいの作品。すごく綺麗。既に絵がうまい。
彼の生家の写真とかも展示されているのだが、完全にアッパーミドル。お金持ちのボンボン。ついでに言うとハンサムである。
と言ってたらハンサムって言いすぎだと京都人に言われたけれど、作品と本人の評価って切り離せないと思うんだよね。
例えばシャセリオーが当時ブサイク扱いされていなかったら、あんな耽美的優雅な作風を選んだだろうかって考えるのは、意味のあることだと思う。
ハンサム。

--- 

芸術家の父親の肖像(1910)

f:id:minnagi:20181015134521j:image

 これも少年の頃の作品。セザンヌ風。
瑞々しい色がきれいです。時々絵画学校に通って銅板画などを習ったということで、系統立てて学んだわけではないのかな?

--- 

チョコレート磨砕器 No.2(1914)

f:id:minnagi:20181015134342j:image

 デュシャンらしさが出てきた。このチョコレートを砕く機械、前年にもっと写実的な油彩も製作しているのですが、こっちの方が断然すき。
裁縫用の糸を縫いつけてローラーを表したそうで、この盛り上がりの線はパレットナイフとかで作ったものではないらしい。機械の足とか見るとよくわかる。
いいデザインだなと思う。

---

泉(1917/1950)

f:id:minnagi:20181015134630j:image言わずと知れた「泉」美術の教科書で見たやつだ。

サインがR.MUTTとあるけど学校では習わなかったな。NYのモダンアートフォーラム[独立芸術家協会」の支援を援助したが、その精神が民主的で多様性を受け入れるものかを試すために偽名で出した作品だそうです。思惑通り(?)規約違反とされて抗議し、ひと悶着あったそうで。
狙ってやってるだろうなぁって言う感じ。

---

秘めた音で(1916)
f:id:minnagi:20181015134414j:image

アレンズバーグ(パトロン)に、麻紐の中心に何かわからないようにものを入れて欲しいと依頼し、それを金属板ではさんで作成。振ると音がするそうだ。
だ!か!ら!!そういうのは振ろうよ。振った動画、せめて音声を流そうよ。それで完成するものだろうよ。

 

にしても、この作者自身ですら知りえぬ未知の何かって、すっごくダリっぽい。もちろんダリの方が後追いなんだけど、言動がすごくそれっぽい。
サルバトーレ・ダリはデュシャンを意識していたのかなぁ。次の作品のボックスとかもすごく似通った意識を感じるのだけれど。

---

マルセル・デュシャンあるいはローズ・セラヴィの、または、による(トランクの中の箱)(1966)f:id:minnagi:20181015134511j:image

 これ、欲しい。素直に欲しい。売ってたら普通に買う。レプリカなんだから、現代だって作れるはずだ。作ってくれ。買う。
もう最高じゃないですか~いい作品のミニチュアがいっぱい入ってる。めっちゃほしい以外の感想が無い。

 ---

第3回フランス・チェス選手権のポスター(1925)

f:id:minnagi:20181015134540j:image

一時芸術を離れて、チェスに打ち込んでいたそう。「普通のポスターも描けるんだな」っておもった。

---

階段を降りる裸体No.2(1937)

f:id:minnagi:20181015164555j:image

キュビズム。なんだけど、これが当時はキュビズムグループから拒絶されてスキャンダルになったって言うのを読んでびっくりした。
・大胆な動きの変化に抵抗があった
・裸体が階段を下りて行くという主題
・大きなブロック体のタイトルが非常識
それで?そんなことで?キュビズムって、既存の2次元絵画からの脱却を目指して3次元表現を取り入れた先進的なグループじゃないの?正直ちょっぴり幻滅したよね、キュビズムに。

キュビズムが3次元を2次元に落としこんだものなら、それにさらに時間の経過を組み込んだこれは4次元の絵画なのかなと思う。
とはいえシックで(現代の視点から見ると)典型的なキュビズム風絵画に見えるのになぁ。そんなに嫌だったのか。不思議。

この作品の騒動を機に絵画から離れてしまうというのも勿体ないなと思う。

 

「遺作」という作品がすごくよかった。作品自体は来ていなくて紹介動画が流されていたのだけれど、目を離せなくなるような作品だった。
すごいアダルティーだし、子供が見たら性癖歪むような気もするけど。

 

ただ、この後第二部で「デュシャンの向こうに日本が見える」って展示があったのは完全に意味不明だった。
シンプルな茶器や竹を切り取った花入れを「レディメイド」と言い張ったり。侘び寂びとは全然文脈違うじゃん。
歌舞伎役者の浮世絵の強調表現を「デュシャンもただ美化して描くのを拒みました」ってこじつけ感すごい。
絵巻物の異時同図法を「階段を下りる裸体」と合わせているけど、絵巻物は随時見て行くもので別に異時は同図にあるけど同時に見るものではないし。そもそも日本独自のものです!的な説明だったけど、西洋中世絵画に普通に見れるものだし。
なんで無理やり日本をこじつけで持ってきたのかわかんなかった。

写真展も見たよ。 10/8

富士フイルムスクエアの写真展はあんま好みじゃなかった。

f:id:minnagi:20181014110635j:image

山岳写真と鉄道写真は研究され尽くしてベストアングルが確立してるから、誰が撮っても同じになりがち。

個性を出しつつ綺麗に撮るのは難しいなと。
f:id:minnagi:20181014110632j:image
f:id:minnagi:20181014110656j:image
f:id:minnagi:20181014110644j:image
f:id:minnagi:20181014110647j:image

セパタクロー写真展もあってなんじゃこりゃ!って写真がいっぱい
f:id:minnagi:20181014110639j:image
f:id:minnagi:20181014110652j:image

子供が路地サッカーする感覚で、その辺で若者がセパタクローするんだと。すごい。蹴鞠とは比べ物にならない。
f:id:minnagi:20181014110701j:image

お坊さんはのんびり卓球

ぐにゃ~~んとしたにゃ~~んこ ピエール・ボナール展 10/8

国立新美術館にボナールを見に行ってきた。

bonnard2018.exhn.jp

チケットはこちら。

f:id:minnagi:20181011233946j:image

なぜこれにしたw

サブタイトルの「視神経の冒険」ってどういう意味だw本当に全く悪意がないと俺の目を見ていい切れるのかwww

 

ボナールは19世紀末のフランスの画家。見る限り、結構なボンボン。ナビ派としてのスタートです。

この人も、ヘタウマだなぁって感じ。完成品が写実でない人(ピカソとか)も、デッサンや下書きは写実的な意味でうまかったりするんだけど、この人は全部こんな感じだから。

と話してたら同僚に「じゃなんで画家になれたの?」と割と失礼な質問をされたけど、時代じゃないかな。

印象派が確立してそれまでのアカデミー一辺倒から絵画は自由でいいんだ!っていろんな冒険が行われた時代。ジャポニスムが確立して、平面的絵画がうけた時代。100年前なら画家として認められたとは思えないよね。

時代の空気を閉じ込めたような絵を描く人。

 

庭の女性たち 

f:id:minnagi:20181011172411j:image

 これなんかもうジャポニスムの極致といった感じです。
縦長の構図、平面的な塗り、記号化された植物、立体感を無視してただ張り付けたかのような服の柄。
「日本かぶれのナビ」と言われたのもわかります。

 

白い猫

f:id:minnagi:20181011172401j:image

衝撃のあまり、チケットと同じ柄なのにポストカードも買ってしまった。
最初チケット見た時何かの絵の部分なのかなと思ったのですが、これで完結なのです。
最初から猫を描こうと思って描かれた猫。なぜこうなる。首どこに行った。妙に目つきが色っぽいのがまた困惑を呼ぶ。
   /⌒ヽ
  / ´_ゝ`) ちょっと通りますよ・・・
  |   /
  | /| |
   //  | |
 U .U

京都人は↑ちょっと通りますよだという。その通りだ。

ちなみに全部数えましたが、描かれた動物は猫12 犬30で犬が圧勝でした。

 

黒いストッキングの少女

f:id:minnagi:20181011172406j:image

 この絵がすごくいい。
少女時代の自己完結した感じ、一人でくつろいでいるところを覗きこんだ感じ、鑑賞者など視界にも入らない彼女のよそよそしい拒絶、自分の殻。
そういうのがある。色もとてもよい。
この人は色彩感覚と構図がすごくいいのだけれど、細かい描き込みが苦手なのかなと思う。この系統のをいくつも見たかった。

 

「バラ色のローブを着た女」

 という絵が一番気に入ったけれどポストカードがなかった。ハッと引き付けられるような鮮やかな紅色の絵だ。

こちらのサイトで見れる→画像:名古屋でフランス美術を鑑賞 ヤマザキマザック美術館 [美術館] All About

 

猫と女性 あるいは 餌をねだる猫

f:id:minnagi:20181011172414j:image

こちらも不安定な猫。モデルとなった女性はボナールの妻となるマルト。 神経症を患っていたとか、他の女に浮気しようとしたら怒ったから結婚したとか書いてあった。
でも、1893年に知り合って1925年に結婚。女性一人で生きられない時代に30年以上も内縁の妻として不安定な立場にいたら、そりゃ神経症にもなるだろうよって正直思った。

マルトの顔は暗くぼんやりしているけれど、全体は明るい絵。いきいきとした猫、魚、手前はたぶん葡萄。
テーブルをはさむ構図は鑑賞者が絵の中にいるような、親密さを表現するというけれど、それでも届きそうで届かない冷たい膜のようなものがある気がする。

 

皿と果物(桃を盛った鉢)

f:id:minnagi:20181011172409j:image

ちょっとセザンヌっぽい。好き。

 

花瓶
f:id:minnagi:20181011172404j:image

 今までとは変わって明るい静物画。背景も花瓶も同じ密度で描かれ、溶けて渾然一体となっている。いい色だと思う。

 

ボナールは好きなんだけれど、今回の展示はあれ~って思うところが多かった。なんというか、あんまり魅力的に感じなかったのだ。率直に言うと。
パンフレットと実際に飾られている絵が違うものがいくつもあって、それ自体はよくあることなのだけれど、他のブロックにあったものが別のブロックに移動しているものもあった。その絵をどういう文脈で、その画家のどの時代・どの手法に分類するかということまで変えるっていうのはあまりない。
美術館の人も、その絵をどう捉えるかということで悩んだのかなと思う。

f:id:minnagi:20181012135036j:image

おみやげかわいかったし、結構美味しかった。

物の価値は持ち主が決める アンティークフェア2 10/7

アンティークフェアでもう一つ買ったのはこちら。

f:id:minnagi:20181009234049j:image

ポットは相当迷って買ったのに対して、こちらはちらっと見て割と即決で購入です。

だって、この色すごくいい。多分手彩色なんじゃないかな。

f:id:minnagi:20181009234937j:image

イギリス製、おそらく、1950〜60年代ごろの品とのこと。

f:id:minnagi:20181009234932j:image

ホーロー 製のマグはよく見ますが、カップアンドソーサは珍しいですね。といいつつ、お店にはたくさん並んでました。
f:id:minnagi:20181009234045j:image

裏は真っ赤。特にブランド名の記載はありません。

状態は良いと思いますが、元の品質があんまり良くない感じ。

f:id:minnagi:20181009234943j:image

あちこちホーロー 禿げてたり、焦げ付いてたり、塗りムラがあったり。

年代やメーカーが店員さんに聞いても曖昧なのは、珍しくて不明というよりそれほど貴重なものではないのでちゃんと把握してないって印象。

f:id:minnagi:20181009234956j:image

お値段もこの程度なので、客観的価値はこんなもんです。ええ、私のコレクションなんてこの程度のレベルのものです。
こういうちゃんとしたお店に、市場価値的な意味での掘り出し物はないよ。お店が買い付けに行くような蚤の市とかには探せばあるだろけど、素人が手に入るとかにはないって。

 

でも一目見て気に入ったんだから、私にとってこれは激安お値打ち品です。

キラキラ光る アンティークフェア新宿 10/6

連休、新宿でやっていたアンティークフェアというのに行ってきました。
けど、「欲しい」もので「買える」ものはほとんどなかったです。
ガレとかラリックとかあっても買えないし…アール・ヌーヴォーの錫ブローチとかあっても使わないし…
8万8千円のでっかい錫の物入れが欲しかったです。

 

というわけで、買えるものを買ってきました。こちら。

真っ黒に変色した銀メッキの器です。f:id:minnagi:20181009143125j:image

f:id:minnagi:20181009151540j:image

このまま使うのもいい気もするけれど、一応磨いてみました。

ピッカピカになったけど、今まで見えなかった細かい傷が見えるようになってしまった。

f:id:minnagi:20181009143117j:imagef:id:minnagi:20181009154932j:image
でも、猫も満足しているようだからいいか。
f:id:minnagi:20181009143128j:image

 

さて、これはいったい何なのか?というと、底にこんな刻印がされています。

f:id:minnagi:20181009151058j:image

P.S.CO.銅ベースの銀メッキ。
日本のサイトにはあまり出てきませんが、アメリカでは割とメジャーな品のようです。
1935~1988年にアメリコネチカット州ウォリングフォードという町にあったPreisner Silver Co.という会社の製品。普通のコンポートボウル、デザート皿でしょう。
大量生産の工業品で、芸術品としての価値はありません。

でもいいじゃない♪磨くの楽しいからいいじゃない♪使うの楽しいからいいじゃない♪

楽しかったので、またボロ銀メッキの気に入るデザインがあったら買ってきて磨こうと思います。

磨いてる途中の話はShortNoteで

化学のお時間 #芸術 by みなぎ | エッセイ投稿サービスShortNote(ショートノート)

家具が増えました

子供の頃から、ずーっとずーっと欲しかったHMVのニッパー君を買いました。

f:id:minnagi:20181001153811j:image
アンティークでも美術品でもなんでもないです。新宿のディスクユニオンで二千円でした。

可愛い…子供の頃から欲しかったんだこれ…

f:id:minnagi:20181001153955j:image

というわけで、先日購入したショーケースに入れます。しっくり来るぅ!!!

1910年代のイギリス製マホガニー家具。

いくつかの店を見てのですが、アンティーク家具って意外と安いですね。ぶっちゃけ、新品家具と大した差はありません。

そりゃニトリの合板家具とかとは値段違うけど、店を選べばデパートの家具コーナーよりは安いと思う。
f:id:minnagi:20181001153645j:image

ああ…シノワズリ…シックな色にシュッとした都会的デザインがたまりません。
クイーンアン様式とかチッペンデール様式と言われるあたりのものなのではと思います。

もう一個悩んだデザインあるのですが、私はどうもカントリー系より都会的なやつが好きなようです。

「縦のラインが4本入ってるけど左右端の幅が他の半分だから中央線がガラス面になっていて、これは中が見やすいデザイン。この線が多くなると、ディスプレイというより中を隠す収納といった印象」

とは京都人の弁。
f:id:minnagi:20181001153639j:image

お店で見たときは猫足かと思ったのですが、よく見るとワイルドな足。ボール&クロウというデザインだそうです。

f:id:minnagi:20181001153834j:image

サイズ感は猫と比べてこんな感じですが、中の棚が2つしかないので余り物が置けないです。内部にアクリル棚の小さいのでも置くつもり。

 

落ち着いた直線的デザインなので、割とどんな家にもしっくりくるんじゃないかなと思います。

にしても、家にアンティークあるんだもんなぁ。すごいなぁ。

「実家にもでかいビューローあるし、ワイもせっかくだからアンティークの一つくらい欲しい」という京都人の趣味に感謝ですわ。すげえ。