おじさんパラダイス 男性彫刻 12/23
常設展のミニコーナーです。
男性彫刻・コレクションによる小企画。まあ、さらっと。
---
朝倉 文夫「山から来た男」
優雅なポーズを崩す傾いた頭。頭部と体がなんか釣り合っていないような、とってつけたような感じがある。マタギをモデルとしているというが、なんだろうなぁ、非文明として異質なものとして描き出している感じがする。
---
藤川 勇造「詩人M」
これは美しいねぇ。モデルは義兄である三好十郎だそうです。沈思黙考する姿は主魚層やルドンの異形のもののようです。
---
中村不折「養身(長養)」
彫刻、と言いつつ絵画も数点。老人の図。腕輪をはめ、香をたく姿には異国情緒がある。中東のハレムの宦官だろうか。老いさらばえた奴隷だろうか。
やはりどうしても彫刻より絵画のほうが好きだ。でもなんで好きなんだろうな。創造の余地がそんなに違うんだろうか。