とても広い東洋館 10/3
もう少しだけ国立東京博物館の話。
こちらは東洋館です。
東洋、という言葉はあまりにも広くてよくわからんなと正直思っている。そもそも登用ってどっからどこまでよ~~~アジアワールドカップにオーストラリア久留野本当にみんな納得してるのかよ~~~まことに~~~??
というのは置いておいて、この東洋館では中国・朝鮮・東南アジア、インド、そしてせいぜいクメール程度を指すらしい。
www.tnm.jp
京都人が見たいというので軽ーくチェックしたくらいです。
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「乾隆年製」銘「色ガラス燭台」
1736~95年生のガラス燭台だそうです。カラフル。キッチュ。かわいい。
これだけ見て18世紀のものって思えないよねぇ。1960年代かなと思ってしまう。こんなかわいらしいものがあるなんてなぁ。
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「瑪瑙柘榴」
瑪瑙の内側にルビーを張り付けたザクロの彫刻。19世紀のものだそうです。
そうか、瑪瑙一石から掘り出したわけじゃないのか。
しかし身の裂け具合、中から除く果肉は本当にリアルです。
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「屈輪堆黒合子(ぐりついこくごうす)」
屈輪(ぐり)というのが上面の眼鏡のような模様のこと。これに限らず、ぐりぐりした模様のことをこう呼ぶようです。(というより、屈輪からぐりぐりが来ている模様。)
堆黒(ついこく)は漆の層をなんそうにも厚く重ねて塗り、それを彫り込んだもの。この模様部分は木彫りに漆をかけたものではなく、厚塗り漆を彫り込んだものだということです。狂気。
合子(ごうす)は蓋つきの入れ物ですね。
昔の作品は特に作者が名前を付けているわけではないので、機能名や文様名などで機械的に名をつけられています。
とてもスタイリッシュでかっこいい器です。ほしい。家に一個あったらとてもうれしい。
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「白玉水禽型合子」
こちらは打って変わってかわいい入れ物。水鳥の夫婦の姿です。花をプレゼントしているみたい。
夫婦相愛、子孫繁栄、恋愛を表すと解説にありますね。結婚祝いとかなのかな。
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そのほかにも大量の仏像やインド・エジプトの神像、工芸品から土器石器、ミイラまで実に幅広い展示物が見れる建物です。
ここだけでもほんとまじめに見たら一日終わっちゃうよね。