ミクロの世界 青木 美歌/前触れの石 8/18
日本橋高島屋、すごい大きくなりましたよね。東京は再開発ラッシュで、ぶっちゃけそんな大量にビルを建てて需要があるのだろうかと単純に疑問に思う。
美術フロアにはいくつか展示があったが、撮影可能なのはこれだけ。他のコーナーでは美術サークルの発表会みたいなのやってた。
昔ポーラミュージアムアネックスで見たことある人。顕微鏡で見るウイルスがそのまま大きくなったような、深海の世界のような、不思議な作品を作る人。
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「haglasteinn」
この作品を見ていると、大学時代ひたすらガラス管で毛細管作ってたの思い出す。下手だったなぁ、私。
素材がガラスなので、肉眼で見るのと写真で見るのとですごく印象が違うのが撮影しながら面白かったです。
カマキリみたいでもあり、バクテリオファージみたいでもある。
映し出された影の形もいい。
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「stodgsteinn」
公式ブログによると連続石、という意味のタイトルだそうです。
透明のガラスから、気泡がたくさん入って真っ白なガラスまでのグラデーションになっている。
いろんな角度から見るの楽しい。気泡の入ったガラスは粘度の高い水飴のようでお祭りの縁日を連想する。
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「ljosogn」
サンキャッチャーみたいな作品。時々家のどこかにモビールがあったらなぁと思うのだけど、猫がいるから危なくて無理かなーと我慢している。
マクロの世界の生き物のような形。空中を浮遊するウイルスが目に見えたらこんななのかなぁって。
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「braberjasteinn」
ブルーベリーの石。言われてみれば確かにその通り。花瓶なのかなと上からのぞいてみたけど、穴は空いてませんでした。なのでただの石、というよりオブジェ。底に放射状に走る光がいいね。
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ガラスはいいなぁと思う。でもおんなじかそれ以上に、ガラスは怖いなぁと思う。飴のようにポキンと折れそうで、でも折れたらこちらが怪我をしそうで、なんでかそれを試してみたくて、近くにいるとドキドキする。