座れます 椅子の神様 宮本茂紀の仕事 11/9
銀座からてくてく歩いて京橋へ。
このメインビジュアルに惹かれてやってきた。半分解体展みたいなやつかな?て思ったけど、構造部分はちょっとだけだった。というか、ここ狭いのに会場構成に凝って、展示物少なかった。
宮本茂紀さんっていうのは、椅子専門の家具職人なのかな?どうやら製作もデザインもして後輩指導もする人みたい。「皆様ご存知の宮本さんですよ」という感じで展示が始まるので、家具業界の常識を知らないとよくわかんない。でも椅子はおしゃれ。それだけでいい。
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「Fluffy Chair」
ザハ・ハディド氏デザインした椅子の試作品だそうです。硬さと柔らかさが同居するデザインで、座り心地もよさそう。
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「桜花蒔絵小椅子」
こちらは明治時代の作品。竹っぽく見えますが、木を素材は木だそうです。それを彫刻して蒔絵をしているそう。
華族会館で使用され、GHQに接収された際ペンキを塗られてしまっていたものを補修して元の姿に戻し、クッションもはりなおしたものだそうです。
木のところに朱色のペンキ塗ってたそうです。GHQセンス悪い。なんでペンキ塗りたくなるのか、意味わからん。
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「時代ごとの椅子作り」
教育目的で作成した、時代ごとの椅子、特に座面の構成サンプル。
スプリング材×クッション材が時代によって異なるよという見本です。しかも座れる。
- 手前:1870年頃~ バラバネ×馬毛/束土手(麻テープ)
- 中:1950年頃~ 連結バネ×ヤシの葉の繊維×芝草/土手
- 奥:2000年頃~ エラスベルト×ウレタンフォーム
1870年のやつが一番座り心地が良かった。しかし耐久性が良くないらしい。次に2000年のやつが良かったよ
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藤原 啓介「クラシックのリデザイン」
こちらはデザインが藤原氏、製作が宮本氏とのこと。
スタイリッシュで面白いけど、座り心地はすごく悪そう。特に手前の縦のラインとか。
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う~ん、なんか思ってたのと違うなって感じだった。うまく言えないけど。
結局この人の立ち位置もいまいちよくわからない。