【ネタバレ感想】ダンプリングの歴史
書籍データ
- タイトル:ダンプリングの歴史 (「食」の図書館)
- 作者:バーバラ・ギャラニ
- 訳者:池本 尚美
- お勧め度:★
今日の猫
ダンプリング(穀物の粉を練ってゆで、または蒸したもの)の歴史と各地の広がりを解説した本。
タイトル詐欺。
ぜんっぜん歴史について語られていない。
というか、ダンプリングってあまりにもプリミティブ過ぎて、全体を通しての歴史もくそもないですよね、普通に考えて。
「穀物の粉を練って水分大目に加工したもの」なんて、まず穀物を栽培して製粉する技術が生まれたらだれだってやるに決まってるじゃないですか。
一応”中国の麺がルーツか?”というお定まりの説を書いてはいるものの、それは麺類の歴史であってダンプリングの歴史じゃねぇ、と。
世界中で独自発展したダンプリングの総論をやろうっていうのがまず無理なんだよ…
駆け足で各地の料理を紹介するだけの本になっています。内容、すっごい薄い。
国名と料理名の羅列でしかないです。
がっかりした。