人の金で美術館に行きたい

美術館に行った話とか猫の話とかします。美術館に呼んでほしい。

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カレーを食べよう 中村屋サロン美術館

中村屋美術館に行ってきたけれど、正直書くことがあまりない。美術写真もない。

www.nakamuraya.co.jp

 

今は「食とデザイン展」っていうのをやってて、すごい数の月餅の木型が展示されていた。当時の制服とかメニューの様子とか、インド革命の志士の話なんかが見れて興味深くはあるんだけど、美術の話じゃない。

このブログ詳しくていいなぁと思う。私だって写真撮りたい。

ameblo.jp

 

要するに、いまは企画展の狭間なのだ。
そんで、常設展しかないから、入場料が普段より100円安い。
そんで、常設展品物少ない。
そんで、日本の洋画・西洋美術が始まった時代のものだからものすごくいい!ってわけでも実はない。 

作品はこちらのページの方が写真が小さいけど多い。

www.nakamuraya.co.jp

絵画では柳敬助の「編物(禮子像)」と「南薫造像」がいいなと思った。

荻原守衛の彫像は素晴らしい。「女」はロダンを思い出すし、「坑夫」は課題を指定されての秀作とは思えないほどだ。ホドラーの絵を思い出す。

 

一番すごいなと思ったのは戸張孤雁の「をなご」という女性頭部像だ。あまりにもリアルでどひゃーって思った。

 

写実とは何だろうか。
物事を見たままに再現することを試みて、なぜ文化によって完成品があまりにも異なるのだろうか。
同じものを見て、例えば印象派キュビズムみたいな独自解釈を混ぜずにただ写実に徹しろと命じて、なぜ日本画と洋画の作風は異なってしまうのだろうか。
まぁ絵画ならわかんなくもない。
道具も違うし、どこを省略してどこを描き込むかの取捨選択に、違いが表れてくるのだろう。
全体の形を重視するか、細部の描写を重視するか、色か、形か、色々な選択肢があるのだから。
けれども写実を突き詰めれば最終的には写真のようなハイパーリアリズムになるのではないだろうか……って話は今度しようか。

 

中村屋美術館に収蔵されている美術品の時代は日本に西洋文化が入り始めてきた頃のものだから、日本人が初めて触れるそれを自分のものにしようとしていた頃の作品だ。
試行錯誤中の日本人による洋画はまだ拙いものが多い。日本画と洋画の合いの子のような、独特の雰囲気が好きだという人もいるだろう。
けれど彫刻、ここに収められている塑像は驚くほどレベルが高い。


その差は何なのだろうか。
絵画と比べて圧縮率が低いのだろうか。本来の日本塑像が西洋塑像と偶然差分が少なかったのだろうか。
うーん、日本美術避けて通ってきたからよくわかんないや。
ぱっと検索しても、仏像・神像でない塑像が出てこないしなぁ。
やっぱり全般的な知識というのも必要だなぁと思うけれど、好きなことを知るのも大変なのにその周辺をどこまで掘り下げて広げて行く余裕があるかは難しいよね。

 

画像が無いから、中村屋のカレー画像でも見なよ。

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美術館に行くとドリンクorデザート無料券くれるから、実質無料。