超ボリューム アーティゾン新収蔵作品展示4/15
アーティゾンミュージアムのSTEPS AHEAD: Recent Acquisitions 新収蔵作品展示に行ったよ。といっても全部が新収蔵作品というわけではなく旧蔵品もあるけれど。
しかしボリュームがすごい。作品リストが16ページだぜ?撮影可能だからモバイルバッテリー持って行ったほうがいいよ。私これで充電カラになってスマホ依存症禁断症状で死ぬかと思った。
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イサム・ノグチ「魚の頭 No2」
今度東京都美術館でイサムノグチやるよね。ちょっと楽しみにしている。
石のかたちを生かして、元のままの岩肌を保っているところ、鑿の跡が残るところとツルツルに磨き上げたところ(この角度じゃ見えないな)があって面白い作品。彼の彫刻にしてはツルツル部分がだいぶ少ない。
穿たれた穴のところが眼窩なのだろうか。上から見ると全体が体をくねらせた魚の形のようにも見える。ずっと見てると手前の出っ張ったところがヒレで左側が頭なんか名?とも思うし。
魚の頭を彫ろうと思って作ったのか、できたものに名前を付けたのかどっちなのかな。
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マン・レイ「アストロラーベ(天体観測器)」
これは観測器なので、中央の覗き窓からのぞくのが正しい見方なんだそうです。
なので裏から見てみた。横に渡された枝の上にある小さなガラス。そこからのぞき込むらしい。
なるほどわからんだし、このダダイズム特集の部屋にあるマン・レイの作品なのだから、わからんのが正解なのだ。
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アルベール・グレーズ「手袋をした女」
わからんといえばこれもまあまあわからんくてじっくり見てしまった。
タイトルは「手袋をした女」だし解説に「大きな手袋をした女性の姿を認めることができる」ってキッパリ書いてあったんだけど…どれが手袋?
中央の茶色いパーツが上向きのミトンなのかな?
ぽかんとした女性の顔。ステゴサウルスみたいなギザギザ。全体的に歯車の機構のようでリズムが良い作品です。
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田中 信太朗「Heliotrope 2008」
これはいいですね!
すごく大きな絵。一面に緑色のごつごつした、ライムの皮のような質感が表現されています。画面全体から光り輝くようで、こういう美術館とかホテルのロビーとか広くてすっきりした場所に置くと本当に良さが引き立ちます。
ヘリオトロープって花の名前らしいけれど、別に緑色の花なわけじゃないんだよね。中央の部分が花芯というわけでもなさそう。
月の表面みたいにも見える。何を描いたというわけでもないのかな。
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見どころがすごくたくさんあってよかったです。
デュシャンのトランクの箱がいくつかあって私も欲しいな!って思った。跡見ろが結構あったし、白髪一雄も見れた。キュビズム多かったなって印象。
9月までずっと同じ展示やってるみたいだからぜひ見に行くとよいと思う。