リアルなSFの世界 ライゾマティクス_マルティプレックス 4/14
ライゾマティクス展に行ってきたぞ
元々行くつもりだったのだけど、ある日Twitterで「日曜美術館」ってNHKの番組名がトレンド入りしてて、なんでかな?て思ってテレビつけてみたらこの展示会の特集をしてた。
やべー、混んじゃうじゃん!と慌てて行ってきたわけだけど、でも平日だからかそれほど混んではなかった。よかったよかった。
ライゾマティクスってなんぞや?という問いには芸術集団という解説があった。わからん。
ハイテクを利用したパフォーマンスや映像作品を作ってるとこなのね。
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Rhizomatiks×ELEVENPLAY "multiplex"
perfumeの演出担当をしているmikikoの担当する別ユニット、elevenplayというダンスユニットとのコラボ作品。
まず全室で、elevenplayのダンス動画を見る(こちらは撮影不可)。動く台座を舞台にしてめまぐるしい照明、レーザーの中で彼女たちが踊る。その踊りに合わせてCGが展開され、腕の振りから春のように光が生まれたり、ダンサーの体が光の粒子に分解されたり、幻想的な動画が展開される。
その次の部屋に行くとみれるのが、elevenplayが踊っていた舞台。台座が動き、音楽が響き、レーザーが舞う。
果たして先程の映像はどこまでが実写でどこまでがCGなのだろうか?と考えてしまう。今見ているのは彼女たちが見ていたものと同じなのか。だとしたらダンサーの動きに対応するようなレーザー照明は難しいのではないか?でもライゾマティクスならリアタイで映像解析してやりそうでもあるしなぁ。
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Home Sync Light
これ、使うアテもないのに欲しくなった。
ライブ動画配信に合わせて使用するLEDデバイスだそうです。
配信する動画の可聴音域に埋め込まれた音響透かしをデバイス内蔵のマイクで検出し、映像と光のパターンを同化して表示。そのため、電源を入れるだけで配信ライブと光の連動した演出を楽しむことができるのだそう。
つまりこういうこと
ライブ音源に合わせてギュンギュン光るのね。パターンも色々あってめちゃくちゃ盛り上がりそう。アニメの応援上映とかでやっても良さそうだ。
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Points "Air Gun"
実演映像もあったけどそちらは撮影不可。
画像を設定してその輪郭線どおりに球を発射するエアガンなのだそう。割と複雑な模様も綺麗に撃ち抜くことができるみたい。
なのでこのエアガンの前に立てば、映画の凄腕ガンマンみたいに体スレスレのところをぐるりと打ち抜いてもらうこともできるはず。
…とはいえ入力データの問題か動作精度の問題か、全然関係ないとこにたまに発射されたりしてたからリアルでやるのは厳しいかな。
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particles 2021
日曜美術館でやってた、すごい展示。
子供用のおもちゃでこういうのあるよね。レールの上をパチンコ球が滑り落ちるやつ。あれのものすごく巨大バージョン。
ライゾマティクスってそういう団体なんだなってわかるね。子供の頃夢中になってた遊びを、今でも真剣にやっている。楽しいんだろうなあ。
このピカピカ光ってるのは、球が光ってるのではなくレーザーを照射して照らしています。このレーザーをどこに当てるかの算出をどうやって行ってるのかテレビ見てもよくわからなかったな。画像認識で場所を判定してるのか、球をレールに乗せた段階で軌道計算してるのか。画像認識するには暗いから後者かなぁ。
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最初に希望者は謎のデバイスを渡されるんだけど、音声ガイドでもない展示に連動するでもないで何かな?と思ってたら、最後の部屋に軌道のログが表示されてた。面白いけど、この最後にちょっとだけ面白いのためだけにデバイス持ち歩くのは肩がこる。
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全体にすごくおもしろかった。
撮影不可の動画作品に、perfumeやelevenplayの衣装デザイン、ライブ技術なんかが当て本当に何時間でも見てられるなって思った。
けど、昼前につくように行ったので途中でおなかすきすぎてリタイアした……
マジで万全の体調で行ったほうがいい。もったいなすぎる。