国立科学博物館、東京国立博物館、国立近現代建築資料館三館合同で建築模型の展示が行われていました。科学博物館と国立博物館に行けたよ。正直三か所に分ける意味があまりわからなかったよ。一か所でドーンとやってほしかった。単に展示物が大きすぎて無理だったのかもしれないけどさ。
二代清水喜助 「第一国立銀行」
現存しない建物です。二階建ての洋風建築の上にお城のような塔屋の乗った擬洋風建築。二階部分に鶴の装飾パネルがついていたりと細かいところまでいきわたったデザインになっています。
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鈴木禎次 「三井銀行京都支店」
これは現存するといえばする建物。京都の三井銀行にほんの少しだけ面影が残っています。といっても腰巻というか普通のビルに角の柱部分だけ埋め込まれたような中途半端な形になっているので、前を通った時「変な建物だな」とは思いましたがこんな立派な作りがかつてあったとは思いもしませんでした。もったいない。
もとは大変美しい建物だったようです。歴史的価値も高いと日本建築学会から保存が要望されていたのですが持ち主である三井銀行が聞き入れず、せめて写真調査を行ったというアルバムが展示されていました。
まぁいくら良いものでも古いものをすべて残すことができないのはわかるんですよ。でもねぇ。そのあとに建ったビルがまじダサヘンテコビルだからねぇ。せめて腰巻にしてくれればよかったのに。
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フランク・ロイド・ライト 「帝国ホテル旧本館」
言わずと知れた名建築！
これが皇居のすぐそばにドーンとあったのか…素晴らしい眺めだっただろうなぁ。
現在の帝国ホテルはフツーの、というよりちょっともっさりした四角い茶色いビルなんですよね。少なくとも外観は全くかっこよくない。収容人数の関係でこんな贅沢な土地の使い方はできなかったにせよ、もう少し何とかならなかったのかなぁ。
正面玄関だけでも明治村に移設されているのは実に喜ばしいことです。こんだけしっかり図面が残っているのだから、客室も再現すればいいのになぁと思うけどね。
そんでホテルとして利用できるなら、人気出ると思うんだけどなぁ。
まだ明治村に入ったことがないのですが、そのうち絶対行くからね。
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安藤忠雄 「光の教会」
以前六本木で実物大模型は見たけれど、こちらは1/10模型。屋根ないバージョン。
こうして図面を見てもまったくもってどうなってるのかよくわからない作りです。
今回の模型はかなり細部が省略されているので、玄関がどこでどう入るのかよくわかりません。
見学に行きたいなぁ。コロナ終わるまで無理だろうなぁ。
というわけで、次回へ続く。
