有名どころいっぱい ポーラ美術館常設展 11/23
わざわざ都心からハイシーズンの箱根に交通費何千円もかけて2時間以上電車とバスを乗り継いでやってきて、企画展だけ見て変えるとかあり得ないでしょう。
というわけで、コレクション展は公式サイトから見れる。以上。終わり。
この美術館は結構広くて、内容がかなり豪華だ。金持ってんな~って感じ。
正直全部見れなかった。企画展の増田セバスチャンは、銀座のポーラアネックスで見たやつっぽいからパス。特集されてた藤田藤二も好みじゃないからパス。外に展示してあるのは真っ暗でそもそも見えない。
それでも後半かなり駆け足で見るしかなかったよ。
niŭ「しあわせな犬」
入ってすぐのところ、庭に展示されている巨大彫刻。かわいい。日本の作家さんだそうで、動物愛護の祈りが込められているとか。
かわいい。ボールで遊ぶわんこが本気でかわいい。
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エドゥアール・マネ「ベンチにて」
ああああ!マネ!!すきぃいいいいい!!!!数年前のモダン・ビューティ展でメインビジュアルになった絵じゃないですか!!!行くかどうかすっごい迷ったけどあんまり遠くて断念したんだよな展今回も、正直ホテルのタダ券が無かったら来なかったし。
パステル画がすごく好きです。本格的な作品というよりは習作、イメージの記録としてのデッサン。顔、その向こう側の緑の深い色が美しい。
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モネとマネは名前がよく似てる(だから何)。
不思議なバラ色の画面。上半分はしっかり描いているけど、下半分はもやもやと判別しづらい線の渦に消えていく。不思議な絵です。
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アンリ・ウジェーヌ・ル・シダネル「三本のバラ」
点描的な絵が多かった。スーラとかシニャックとか。モネも広義の点描といってもいいと思うし、この人もだ。光の演出がうまいなと思う。題材自体は陳腐だしめっちゃ目を引く絵ではないけれど、ベンチや遠景が妙に魅力的。
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アンリ・ルソー「エッフェル塔とトロカデロ宮殿の眺望」
美の巨人たちで見てから、最近京都人お気に入りのルソー。エッフェル塔ってこんなだったっけ?というのはお約束。
だいぶこなれてきているなという印象。夕焼けや水面の表現は上手いと言ってもいい。
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ルイス・C.ティファニー「花形花器」
なんじゃこりゃ???なメタリック陶器。どうしたらこうなるのかわからないし、花瓶ですって言われても何を活ければいいのかわからない。
え~、これ、何入れる?何入れても花瓶のインパクトに負けない?蘭とかかなぁ。ティファニーだけど、フラワーアレンジメントというよりは生け花っぽく前衛アートでないと無理かもしれない。
ちょっと使用例を見てみたいです。
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ドーム兄弟「スミレ文花器(左)」「フクシャ文花器(右)」
おしゃれ。モダン。ティファニーを見たあとだとめっちゃ安心する。非常に美しい花瓶です。
特にスミレ文花器が欲しいです。金彩のバランスがいい。
もう少しゆっくり見たかったなぁと思いますが、たどりつくまでにやったら時間がかかったから仕方ない。
箱根って避暑地だから、本当は1泊とかで来るところじゃないんですよねぇ。
学友たちはこのへんに別荘を持っていて、夏休みじゅうずっと箱根で過ごしたりしていました。暑中見舞いはこっちに送ってね、とか言われるの。そんで1ヶ月とか滞在するからやることまあまあ無くてひまで、そういう人たちに向けてできた美術館がたくさんあるんだとか言ってた。
お金持ちっていいねぇ。