ちょっとだけ時間があったから柿傳ギャラリーに行ったよ。本当は練馬とか損保ジャパンとか行きたかったけどそこまでの時間はなかったよ。
ここは基本京料理のビルなので、展示も大体茶道具です。
今回も茶碗とか花器とかそんなのが中心だった。
丹波焼の作家10人の合同展ということで、平日の昼だというのに在廊している人が結構いました。そらね、10人もいたら何人かは常にいるだろうね。
正直あまり落ち着いて見られる感じではなかったので早々に退散してしまった。
ここはそもそも美術館ではなくギャラリー、日本語訳するなら展示即売所なので場違いなのは私の方なんだ。みんなめっちゃ名刺交換とかしてたし。
大上 伊代 作品名不明
この人のシリーズがかわいかった。唐獅子とは言うけれど柴犬みたいで。
パンフだけじゃなくて入口に飾られてるやつも可愛い。
あと、壁掛けの一輪ざしがかわいかった。小さな唐獅子が壁からぶら下がる形で、背中の首輪のところに花を活ける穴があいているの。八重咲きの花を添えたらわんこがお花を背負っているみたいで愛らしいのだろうなぁと。
中岡 信人 作品名不明
椿の実の抜け殻のような、なんだろう。お皿?存在感がすごかった。かっこいい。
ピーター・ハーモン 作品名不明
まさかのアメリカ人。すっきりして美しい。他の作品とはちょっと異彩を放っているね。丹波焼って統一されたスタイル的なものはないのかな。
清水 一二 作品名不明
正直展示で見た記憶が無い(いっぱいあったからさ)んだけど、パンフで見るとかわいらしいなぁと思う。カラフル。
実は京都人のお母さんは元陶芸の人だそうだ。
そんでこないだ話をちょっと聞いたのだけれど
今の家は規格化されてどこもまっすぐに作られているから、昔ながらの作家ものの器は似合わない。四角い部屋には工業的な真ん丸な皿でないと調和しない。
だから最近の若い人の好みも昔とは変わっている。
って言ってて、なるほどなぁっておもった。
私も民芸調のいわゆる”味がある”作品あんま好きじゃないもんなぁ。白磁とかのシュッとした方が好き。
生活環境が変われば審美眼、というか美の基準というものも変わるのだなと。
これは生活の西洋化とはまた違う話なのかな。西洋建築でも田舎風の家だとやはりウェッジウッドより南欧調とかアンティーク調の方が似合うのだろうか。
時間帯が違えばゆっくり見れたのかな。数はたくさんあったから、人が少なければよかったのに。いつもは空いているんだけどなぁ~