人の金で美術館に行きたい+読

美術館に行った話とか猫の話とかします。美術館に呼んでほしい。あと濫読の記録。




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アンティークカップ買ったった

新宿の伊勢丹で、イギリス展というのをやっていまして。

www.isetanguide.com

基本現代イギリスで、多少現代作家のポスターとか売っているくらいで美術品は大したことなかったのですが。

蚤の市的な感じでアンティークを扱っているお店がいくつかありまして。

買っちゃった。買っちゃったよ!!

f:id:minnagi:20171030144516j:image

いやね、アンティークカップって、意外と安いのよ。少なくともデパートで買えるランクのは。
そりゃ有名メーカー(ロイヤルウースターとか)やもっと豪華なものはお高いけれど、こちらは1万数千円。というのが高いか安いかは人によって違うと思うけれど、実は有名メーカーの新品を買うのと値段は変わりません。だったらアンティーク買っても別にいいかなぁ。一つくらい本ものを手に入れてもいい年なんじゃないかなぁと思いました。
ウェッジウッドのジャスパーとか、これより高いからね?お皿1枚しかついてこないくせに!!

 

Shellyというメーカーのアンティーク・ティーカップトリオ。
ティーカップ、受け皿、ケーキ皿のセットです。

バックスタンプはこんな感じ。

f:id:minnagi:20171030144527j:image

お店ではそこまで詳しい情報なかったので調べたら、eBayでの取り扱いを発見。

 

www.ebay.com.au

picclick.co.uk

eBayだからいつまで情報あるかわかんないけど。
商品名は”SHELLEY c.1921 GAINSBOROUGH SWALLOW & PINK BLOSSOM CABINET TRIO”
1921年製造。GAINSBOROUGH というのがカップの形。CABINET TRIOってのは3点セット、かな。
私から見ると「スズメと梅の花」なのだけれど商品名は「ツバメとピンクの花」になっています。

1921年といえばアール・デコの時代。まさにダウントン・アビーの世界です。
シノワズリからのジャポネスムも下火になった、というより一般化して特筆すべきでもない普通の様式の一部になった時代。ことさら日本風の花だから価値があるというわけでもないのでしょう。
この枝の形はどう見ても日本風だけどね。
黒い部分はおそらくプリントでしょう。円がずれた部分を手でつないだ様子が見えます(正面左)そこに手彩色をしているようです。

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理屈はいいんだ。かわいい。鳥さんかわいい。それでいいじゃないか。

調子に乗ってコレクションしたい気持ちはありますが、そこまでお金持ちじゃないからなぁ。カップ沢山あっても仕方ないしなぁ。

とりあえず、割らないように気をつけます。

(以前コレクターズアイテムだけど神奈川県公式晩餐会で使用したというシェリーグラスを割っちゃった前科あり)

 

……って、1921年製ならまだ96年しかたっていないね。
一応”アンティーク”の目安は"製造後100年"なので、まだコレクターズアイテムでした。
とりあえず、あと4年は割らないように頑張ります(4年超えても割らないぞ!)