火曜日に三井記念美術館の「驚異の超絶技巧!」展を見に行ったのだが、そのあと仕事が爆発に爆発を重ね、全く語る余裕がなかった。つらかった。www.mitsui-museum.jp
というわけで行ってきたんだよ。
しょっぱなからこんなパネルが貼ってあって期待が高まるね。
入ってすぐの2作品は写真撮影可能。
初代 宮川鉱山 「猫ニ花細工花瓶」
高浮彫でできた猫と花。花はすごく見事だなと思う。猫はちょっと眠り猫みたいでかわいくない。
高橋 賢悟 「origin as a human」
生花をもとに型どりして鋳造しているのだとか。細かいところまで恐ろしく忠実に再現されている。
柴田 是真 「古墨形印籠」
漆芸で作られた印籠。墨にしか見えない面白さと、表面に彫られた数々の楽器の彫刻も見事で楽しめる。触ったらどんな感じなんだろう。すごく気になる。端っこちょっと爪で削ってみたい(だめだけど)。もちろん漆だから固いのだろうけれど、本当なのかなって思う。
あと、墨!と見せかけて漆!なんだけど、さらに実は漆と見せかけて墨だったら面白いなぁ。
春田 幸彦 「優先鞄置物『反逆』」
七宝焼きで作られた鞄。
皮を剥がれ鞄にさせられた蛇が命を取り戻して人間を襲うという趣向だけれど、とてもかわいらしくてこういうカバンがあってもいいなぁと思ってしまう。
うろこの部分もだけれど、革を模した部分も素晴らしい。
本郷 真也 「暁」
カラスをかたどった自在金物。羽が動くそうだ。
今回、自在金物を実際にいくつか動かした映像も展示されていて最高だった。けれどこれは対象じゃなかったなぁ。
この黒の光沢を出すために自動車工場の廃油を使っているというのもまたカラスらしさがあってよいエピソードだなと思った。
稲崎 栄利子 「Arcadia」
ポストカードが気に入るものがなくて、図録の写真もいまいちで、買ったのがこのクリアファイル。
もうどうやって作ってるのかさっぱりわからない。
ベースに小さな陶器のパーツを張り付けては焼くということを繰り返しているらしい。
まるで深海のサンゴ礁のような美しさ。こういうのって、最初にどの程度設計をしているのだろうね。
細かいものが多くてとても楽しかった。行かれるならぜひ嘆願今日を持っていくといい。
私最初怖い絵が見たくて上野行っちゃって、ついてからまだやってないって気づいて急遽こっちに来たから持っていき忘れちゃったんだよね。ちょっと後悔している。
アップで見てもすごいなぁ。