人の金で美術館に行きたい+読

美術館に行った話とか猫の話とかします。美術館に呼んでほしい。あと濫読の記録。




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踊る人形 フィリップ・アペロワ展

本ブログ2回目となる銀座グラフィックギャラリーに土曜行って来た。

www.dnp.co.jp

フィリップ・アペロワ展が16日までというので、今日を逃すと もう行く暇がねぇ!!と午後からの待ち合わせ前に駆け込みで見て来たけど、日曜ぽっかり予定が空いてあらー?ってなってるありがちなやつ。

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1回はこんな感じ。特に作品タイトルや説明もなく置いてあるだけなので、パンフレットと突き合わせてコレか?て自分で判断する。と言ってもどれがどれだかわかんないようなことはないけど。

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個人使用なら撮影は可能とのこと。ブログは個人使用なのか?というのは弱小故金銭が発生してるわけじゃないのでグレーのままにしておきたい。

 

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地下はこんな感じー。ポスター作品がメイン。
映像作品もあった。規則正しくめまぐるしく変化するタイポグラフィによる映像は、イッセイ・ミヤケなどのコマーシャルに使われたらしい数十秒のものがエンドレスで流されている。いつまでも見てトリップできるやつ。さすがにこれを勝手にネットのせるのはアウトだろうなぁ。

 

フィリップ・アペロワはパリのグラフィック・アーティストだ。商業デザインをメインに行っているようだ。
タイポグラフィ、すなわち字組みによるデザイン作品が数多く展示されている。
作品自体はシンプルでリズミカル。しかしサイズ感もあるがパワーはすごい。

 

面白いなぁと思った作品。

これはエルメスの巨大なスカーフ。ロラン・バルト生誕100周年を記念して製作されたもので、本の全ページを写真に撮って配置したものなのだとか。
すごくいいよね。好きな本で作ってほしい。

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これは個展のポスター

めちゃくちゃ鮮やかでくっきりしていて、織物かな?て思ったけど普通に印刷だった。詳細文言の部分も額のアクリルの上に書いてあるのかと思うほどだけど、普通に印刷。

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アメリカの小説家、フィリップ・ロスの書いた本のタイトルを組み合わせて肖像画を作り上げたもの。
人はその言葉によって作られる。これ、作者本当にうれしいんじゃないかなぁ。最高の賛辞だよね。

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 他にもいっぱいあって面白かったよ。ここは無料だしセンスいいから好きだ。