人の金で美術館に行きたい+読

美術館に行った話とか猫の話とかします。美術館に呼んでほしい。あと濫読の記録。




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ひらひらひだひだ ひだ 機能性とエレガンス 1/10

すっごい久々に文化学園の博物館に行ってきた。何年ぶりかな、ぱっとわからないくらい行ってなかった。広告が少ないんだよなぁ。

museum.bunka.ac.jp

学校付属の博物館なので入場料はお得。ただしグッズはほぼ無い。図録もない。写真不可。受付のお姉さんがめっちゃとんがった格好をしている。

f:id:minnagi:20200114232431j:image

写真不可と言いつつ、学生が中でめっちゃ自撮りしまくってた…ずるい。

 

まぁともかく。

今回の展示は「ひだ」ということで、タック、プリーツ、ギャザー、揚げ縫い、巻き物と様々なひだを見ることができます。
また、ひだの作成理由として

・可動性を上げる
・体に沿わせる
・防寒
・防暑
・布の大量使用による富の誇示
・子供の成長に合わせる

など様々な理由ごとにまとめてあり勉強になります。

防寒と防暑の両方に襞が使用されるって面白いですよね。ポイントは、襞が多いとその間に空気が多く貯まるというところ、そして空気の熱伝導率が非常に低いというところです。
襞の出入り口を閉めれば中に閉じ込められた空気が体温で温められて防寒になる。
襞の出入り口を解放すれば、温度差で動くたびに空気の入れ替えが起きて暖まりすぎない快適な温度の空気を保持できる。
確保した空気をどの程度動かすかによって襞の目的が異なるんですね。

 

子供の成長に合わせた肌といえば、裾上げや腰上げ、肩上げがすぐに思い浮かびます
七五三の三歳の着物を思い出せば、あの辺かってわかるでしょう。
今回の展示では西洋の子供服、それも子供服が生まれる前の、小さな子もコルセットをつけていた頃の服が見れて面白かったです。裾が長すぎるから、たくし上げてボタンで止めていました。
しかし上半身にはそのような工夫は見れず。
コルセットとはいえ胴のサイズも腕の長さも変わるだろうになぁ。裾だけめっちゃ長くて、上は普通に体にぴったりしてるの変な感じ。

 

写真はないからパンフから。

マフェル コンゴ民主共和国
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5メートルとか数十メートルとかの布をめっちゃギャザー寄せて着るとか、お腹周りごわごわしないのかな?で思う服ばかり。
f:id:minnagi:20200114232428j:image

ギリシャかわいい。

 

火事頭巾というのが面白かったです。和物は全然知らないから勉強になる。

こういうやつ

www.google.com

 

あとはね、ブルーマー夫人の作った運動着がめちゃくちゃ可愛かったよ。
面白かった。