令和最初のお正月ということで
2019年に即位礼正殿の儀で使用した高御座、御帳台がなんと無料展示!ということで見に行ってきました。もちろん昼は1時間待ちとかすごい行列なのですが、金曜の夜間特別開館の時間を狙ったので待ち時間0でした。他の日でも閉館時間ギリギリを狙えばワンチャンいけるかもしれないよ。
「高御座(たかみくら)」
実際見ると、でけえな!ってなる。あと、ピッカピカ。どこもかしこもペッカペカにピッカピカ。
これは大正天皇の即位に合わせて作られ、昭和平成令和と使ってきたものなのだそうです。100年以上経ってるようには見えないよ。今回のために作ったのかと思った。
普段は京都にあるそうなので、組み立て式でメンテナンスしやすいんでしょうね。
---
「御帳台(みちょうだい)」
こちらは皇后の使う方。やっぱでけぇ。一応高御座よりはシンプルなデザイン。御簾っぽい上部の金属の飾りが少ないですね。他は基本的にデザイン同じかな。土台の絵とかは全く同じものでした。
横から見ると、御帳台の方がちょっと小さいのがわかる。
後ろに上り下りの階段がついてる。
こちらが御帳台の上にいる鸞(らん)。
鸞っていうとあれですね、赤阪迎賓館のシンボルになってるやつ。ぶっちゃけ、鳳凰と鸞との使い分けやデザイン上の差は決まりがよくわかりません。とりあえず今回に限って言えば、鳳凰の尾羽は孔雀のものなので真っ直ぐ、鸞はそれとの差別化故かカールしてます。
迎賓館はどうだったかな〜尻尾見えなかった気がするなぁ。
---
「束帯(そくたい)=威儀の者(いぎのもの)」
お付きの人たちの衣装もマネキンが来てて見れた。ねえ、これ本物だよねぇ!これは大正時代のものなのかな〜流石に体格が違うから今回作り直したのかな〜
沓がめっちゃ可愛いから見るといいよ。最高だよ。
---
「束帯(文官)=威儀物捧持者(いぎものほうじしゃ)」
ねぇ、何持ってるの?三種の神器?神器なの?
基本的な服装は文官も武官も同じ。
「束帯(武官)=衛門(えもん)」
こちらは弓を持った武官。やはり服はお揃いの束帯。
ただこちらは靴が違います。より実戦的なのかな?さっきのが革靴ならこちらはスニーカーみたい。かわいい。
「五衣(いつつぎぬ)・唐衣(からぎぬ)・裳(も)(女官)」
三人官女みたいなやつ。冠も可愛い。
しかしよく見ると重ね着がすごい。おまけに服の裾には綿を入れているようです。重そうだな〜宮中勤めは体力がいる。
その他にも儀式用の武具などが展示されていました。
なるほど、色はこんな感じ。とはいえ当日は雨だったから旗だけだったよね。
なかなか面白かったです。流石に天皇皇后の衣装実物はありませんでした。マネキンでも着せたら不敬なのかな?写真だけだった。
時間帯を選べばゆっくり見れて楽しいです。京都にしまってる時は観れるのかな?