中村屋サロン美術館に行ってきた。
多分あんま知られていないところだと思う。
カレーで有名な新宿中村屋は、昔から芸術家をサポートしてきた歴史があり、今でも新宿駅東口すぐの本社ビルにギャラリーがあるのだ。
ノブレスオブリージュとでもいうべきこうした活動は年々衰退している。以前は隣にはニコンギャラリーが昔あったのだが閉鎖されてしまった。
ここも正直ものすごく小さい美術館というのも微妙なギャラリーなのだが、たまに面白いものをやっている。それに安い。
今回は、Share-Artというサイトのチケットプレゼントに当選したので行ってみたのだ。
有名どころのチケットはほぼほぼ当たらないが、小さいところやマイナーなものは意外と当たる。今まで3回くらいチケット貰って行ったことがある。
というわけで、今回は新恵 美佐子展「花」の方。
このポスター見て入ったらいきなり墨絵だったので、話が違うよベイベー!って思った(あんま墨絵好きじゃない)
そんでね、この人の絵ほぼ同じタイトルだけどね。マジやめた方がいい。
意図的にやってるんだろうけどさぁ、まず「花」ってタイトル。SEO対策ができていない。このタイトルの絵いくつあると思ってるの。
「花Ⅰ」「花Ⅱ」てさぁ、どの絵がいいとか4より5の方がいいとかそういう話をしろっていうの?どれがどれだかわかんなくない?
もっと個体識別できる名前にしてほしいよ。
「あれよかった~花Ⅸ!」「どれだよ」ってなるじゃんかよ。
パンフにあるやつから2個紹介
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「花漂」
これはそれほどぐっと来なかったな。
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「firework」
これはよかった。小さめの作品だけど、ぼぅっと夢のようだし、あやしげな人を引き込む感覚がある。
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画像が無い中で手元のメモには「花Ⅸがカマキリのようで良い」「紀行Ⅳが水に浮かぶ花でよい」とあるけど。わかんないよね。
「吉祥画」としてガネーシャやお猿さんを描いた小さい作品群があったけど、すごくかわいくてよかったです。
この人の作品はカラーの方が好きだ。
そんで、メインビジュアルに使われてるかもしれない(色もモチーフも似た作品が多くて正直見分けがつかないが)「揺籃」というとても大きな作品がよかった。
まるで医療系のCGのような作品。自分が小さくなって花の中に潜っていくような、脳細胞の中を漂うような、それでいてスピード感のある美しい絵だった。迫力もすごかった。
画像検索すると綺麗だよ
あちこち行ってはいるのだが、なかなか情報の整理まで手が回らないでいる。