揺らぎ 渋谷芸術祭2017 1/14
1月14日、文化村に行ったけどギャラリーはなんか設営調整中?梯子持ち込んでごそごそやってるのと即売会だったのでいまいちちゃんと見れず。
美術展は見てないです。
というわけで、なんか片隅でやってた渋谷芸術祭2017が面白かったので見た。写真撮っていいか悪いか書いてなかったから、怒られたら消す。
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山本 しほり「Bloom(2017年9月11日/Rest in Peace)」
一番きれいだなと思った。総局制渉外をもつという作者が周囲からの理解不足等による苦しみの中で自分らしさを表現するための手段ということです。
第二の草間弥生になりたいみたいな解説があって、綺麗だし頑張るのはいいけど最初から二匹目のドジョウを狙うのはちょっと違うかなって思う。芸術のためのアートじゃなくて啓蒙のためのアートなら他の方法も併用したほうがいい。
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藤原 悠里「Woman‘s face」
3000年前の中国の西周時代の金文で描かれた古典、『コツ〔勿カシラ+曰〕鼎』から取った文字から描かれているという説明つき。
その古典ってなんだろう?って調べたら、このサイトさんによると奴隷売買に関するものだとか???
それを踏まえての絵画なのかはちょっと気になるところだし、文章として成立しているのかも気になる。
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近藤 南「ゆめか うつつか まぼろしか」
このテープ状のが気に入って写真撮ったけど、公式サイトを見ると3つひと組の作品だったようですね。わかんなかったよ……なんか展示がね、作品の右側にコソっとまとめて作者名やコメントが掲示されていて、正直どれがどれの解説なのかわからないくらいだったよ。
そういうものってあるよなぁと考え込んでしまう文章。センスある。
こういう意識の揺らぎみたいなの好き。自分の外側と内側の境目が不安定になる感じ、視界の端をかすめるもの、見てしまったことでうまれるもの。
象牙のような乾いたダークファンタジーだな。