人の金で美術館に行きたい

美術館に行った話とか猫の話とかします。美術館に呼んでほしい。

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日本橋三越の客層 日本画家 西野陽一 / 朝日焼十六世 松林豊斎

週末の続き日本橋三越のアートスクエアってところに行ってみた。
新宿のデパートのアートコーナーは結構しょぼいからあまり期待していなかったんだけど、フロアについた途端エスカレーターの前にどーん!っと劇場が現れて凄いなって思った。
あと、1階も宝飾品コーナーだったのにそのフロアも宝石山盛り売っててすごいなと思った。何がって、客がめっちゃいるのが。客層が違う。

 

そんなわけで、われらユニクロ部隊は明らかに客と認識されなかったのでのんびり見ることができたよ。

mitsukoshi.mistore.jp

 

「熟年ケニア」という個展で西野陽一さんという方の日本画がすごかったよ。ものすごく大きくてものすごくリアルで。宗教画みたいだなぁと思った。f:id:minnagi:20170702120625j:image

もちろん写真はないんだけど、シマウマを狩るライオンの群れとか、サバンナに生きる様々な動物たちの姿とか、すごくよかった。跳ね飛ばされるライオンのおなかとか、リカオンの姿とか、ダンスを踊るダチョウとか好きだ。
小さめの作品で、フンコロガシが転がす玉が金箔で太陽のようになっているのがすごくいいなと思ったんだけど、買える値段じゃないし売約済みだった。

 

そう、ここの何がすごいって相当売約済みのものが多かったんだよね。

もう一個、「襲名 朝日焼十六世 松林豊斎 茶陶展」というのもすごかった。

朝日焼 京都・宇治の茶陶 遠州七窯

公式サイトで長男さんって紹介されてる方かな。

f:id:minnagi:20170702120646j:image

この水色がすごいね。朝日焼きっていうの全く知らなかったんだけれど、めっちゃかっこいいなと思った。こういうシンプルでスタイリッシュな陶器は結構好き。

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直線的なデザインが多く、すっきりと美しくまとまっていて素晴らしいものがたくさん見れた。すごく小さなぐい飲みの底部分だけ青い釉薬がガラス状にたまっている作品が私でも手が届くかもって値段でめちゃ気に入ったんだけど、売約済みだった。
そう、こういう値段なのに半分以上売約済みだったんだよ。すごいなと思ったよ。
「現代に生きてる芸術家でこんなに売れてるの初めて見た」
って京都人も言ってた。やっぱりお家がすごいと販路を開拓するのが楽なんだろうなと思うよ。才能は当然あるだろうけれど、アドバンテージは違うよね。

 

他にも動物をユーモラスに擬人化した銅像があっていいなと思った。作家名は失念してしまったのだけれど、セイウチが暑がりのおっさんみたいにタオル首に巻いて団扇を使っていたり、メガネザルがメガネをかけて本を読んでいたり、カモメが得意げにメッセンジャーになっていたり。

 

アンティークカップやランプ、ガレとかラリックとかも売ってたけど、買えない以前に絶対割るなと思うと手が出せない。

 

現代陶器もいくつも並んでいて、その中に小さなぐい飲み?酒杯があって、気になっている。水色の杯で蝙蝠の羽のような不思議な形をしていて、あちこち尖がっていてとても飲みにくそうな、でも美しい器。1万円くらいだったかななぁ。気になるなぁ。買う余裕ないなぁ。でも気になるなぁ。1万あったら美術館5回いけるよなぁ。ってかんがえてる。

 

たぶん、ずっと考え続けるけど考えているだけだと思う。
そういうのいくつかある。
昔江の島で見た深い紺地に星空を模した金彩をちりばめたカップのセットとか。
昔池袋で見たアメリカディズニーランドオープン当時のパンフレットとか。
昔新宿で見た赤い上絵の着いた徳利とか。
頑張れば買えないことはないんだけど頑張って買っても使わないし見ているだけに払うには私が貧乏すぎるもの、いくつもある。
後先考えないで、生活費も気にしないで、欲しいものを手に入れられたらいいのに。