美術館が顧客満足度を上げるために今すぐすべきたったひとつのこと ミュシャ、伊藤忠青山AS
いい加減、額のガラス反射しない素材にかえてくれよおおおおおおおおお!!!!!
見辛いんだよおおおおおおおおおおお!!!!!!!
ちょっとググればあるじゃんか!こういうの!こういうのにしてくれ!!
低反射ガラス クリアサイト(屋内外用低反射コーティングガラス)の加工・販売はオーダーガラス板.COM
というわけで、今回はタイトルにはてなっぽさを前面に出してみました(偏見)。
国立新のミュシャ展も終わったことだし、青山のミュシャを見に行ってきたよ。
無料かつ写真撮影OKという太っ腹さ。さすが伊藤忠!何やってんだかわかんない超大手企業、懐が広い!
広いついでにお願いだ、展示環境もうちょっと考えてくれ。
外光を取り入れるためだか外から見やすくするためだかわからないけれど、ギャラリーがガラス張りってどうなんだ。作品保護の観点からもどうなんだ。
写り込みが激しすぎて正面からまともに見えないもの多いよ。
偏光レンズも真正面からの写り込み光はカットできないよ。
せめて窓にロールスクリーンでもかけてほしい。あと、照明も蛍光灯ペカペカやめてほしい。
うん、無料で見て文句言う義理がないのは事実なんだけど……
気を取り直して。
環境はともかく作品は無料とは思えないほどいいものがいっぱいあった。OGATAコレクションが中心。定番品もいくつもあるし、他ではなかなか見ないものもたくさんあった。
ミュシャの絵の何がいいとかここの処理がとか、そういうのはもう語りつくされてるから今回は別にいいかなって思う。
「装飾資料集」
定番作品ではあるけれど、これほど一度にまとめて見れるのはなかなか機会がないと思う。
けど、写り込みマジ激しい。特に上段とか、肉眼でも正面から見るのきつい。
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こちらも定番の「黄道十二宮」、本とかではよく見るけれど定番すぎて美術館では逆にあんまり見ないかもね。
大判を目の前でじっくり見れる。
同、部分。ふたご座かわいいな。
インクも銀色だったりキラキラしていたり、本当に素敵。
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「四季」より「秋」
この装飾パネルもよく見るね。けどこれはちょっと刷ってある素材が珍しい感じ。
なんかこんな感じに地の目がくっきりした素材だった。紙なのかな?
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「4つの時の流れ」から「朝の目覚め」
『ミュシャが表現する女性たちの多くは長いローブに包まれて足元が隠されていますが、このシリーズに描かれている女性たちだけはすべて素足を覗かせています』
との解説ですが、むしろ四季の方が足出してるじゃーんと思わなくもない。OZAWAコレクション。
で、これなんだけど昔から不思議。
四季は1896年、時の流れは1899年。その差3年。
画風、違いすぎない…?横浜だったかな、これ初めて見た時は「別の人が描いたのかな?」て思ったほどだったんだけど。デザインだけミュシャで、工房で作成とか。
特にこの朝と昼、動きはないし髪型も変だし表情もなんか大仏みたいじゃない?輪郭線もやたら細い。
ミュシャ特有の、風が吹いている感じがしなくない?
色もさぁ、敢えて青みがかった感じにしてる作品も多いけどなんかこれ違う感。
誰も何とも思わないのかな……
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気を取り直して。
「装飾資料集」1902年。
これはミュシャが大御所になってから、後輩の指導のために出したパターン素材集です。いろいろあってどれがいいか迷うけれど、この動物シリーズかわいいなぁと今回お気に入り。
画像貼りまくって長くなったので、今日はいったんここまで。
明日、レア目の作品について書きます。
ちなみに、会場ではミュシャ買えます。
うーん、当時オリジナルではあるんだけど、あるんだけどポストカードっていう大量生産品に、現代復刻したポストカード以上の価値があるかって言うと…印刷技術は今の方が上だしなぁ。
装飾パネルがこの値段だったら買っちゃうかもだけどね。買っちゃうかもだけど飾れるほど私の部屋広くないや。