人の金で美術館に行きたい+読

美術館に行った話とか猫の話とかします。美術館に呼んでほしい。あと濫読の記録。




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苦手なだけで終わらせない 戸栗美術館、古伊万里

好きな人にはホントごめんなんだけど、これ趣味だからどうしょーもない話さ。

ぶっちゃけ私、陶器嫌いなんだよね。特に東洋系。黄色と緑の釉薬がぞっとするほど嫌い。なんかトラウマあるのかな、てレベル。

白磁とか青磁ならまだなんとか。現代作家の釉薬かかってないザラっとした表面のシャープな造形のやつなら割と好きなのあるかもしんない。

とか全否定から入るけど、國學院の後戸栗美術館行ったんだ。なんで行ったかっていうと、お接待だからだ。ちなみに今回の特集は古伊万里だそうだ。わー、好みじゃなーいwwww

www.toguri-museum.or.jp

親の趣味だがや。

 

けどまぁいくつかは気に入ったものもあって。

これとかいいね。お花模様。型押しで大量生産されてるんだろうな。

けどこれに料理盛るとか想像できないなぁ。自己主張強すぎない?食器は無地の方が良くない?(コラ

 f:id:minnagi:20170606144959j:image

チラシより。作品名は画像参照

 

どことなくアールヌーボー的なこれは17世紀後半の輸出用のもの。

アールヌーボーが日本に影響を与えたんじゃなくて、日本に影響されてのアールヌーボーねってのが良くわかる。これ自体も文化交流の結果だけれどね。

f:id:minnagi:20170606145007j:image

パンフより。染付 水仙紋 輪花皿 伊万里 17世紀後半

 

これこれがかわいかった、染付 兎形皿 伊万里 江戸時代 17世紀後半!!

www.toguri-museum.or.jp

使い勝手は悪そうだけど可愛いからいい。

 

戸栗美術館の感想としては地味で暗いなだ。あと、ケチくさい。銀行とか薬局とかで無料提供してるような給茶機が有料だった。

けど陶器の解説は細かくていいなと思った。釉薬の時代的な発展とか白磁青磁、そして染付と上絵といった技法の違いによる地の色の違いなんか実例を出してわかりやすく解説していた。

皿の裏が見れるよう鏡を出したり、組みのものは一部を裏返したりとかね。

好きな人は好きだろうな。

というわけで渋谷特集は今日で終わり。渋谷って美術館多いね。